To Me, Somewhere in the World #125
すっかり函館に行きたい気持ちで
Contributed by Yoko
Trip / 2024.04.17
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。
#125
今月は、ほとんど地元で過ごしている。地元というと、出身地をイメージしてしまうのだが、「住んでいる土地」の意味があるようなので、そのような意で使ってみる。
映画前にモーニング。
いつも通りの日々に、毎年の風物詩がやってきた。名探偵コナンの映画公開。毎年4月初旬に公開される映画は、大人になっても、1月の箱根駅伝の次に楽しみで、毎年欠かせないものだ。おおよそ、公開日には映画館にいる。
昨年4月下旬の五稜郭。ちょうど満開。
今年の舞台は函館で、五稜郭やラッキーピエロ、倉庫街、函館山など有名どころは全て出てきたと思う。坂やその他建物もかなり現実に近しい描写で、これはガチ勢の聖地巡礼が捗るな……など思いながら見入った。北海道といえば札幌or道東+たまに道南なのだが(行く頻度)、これは道南(函館)に行かなければならない、行きたい、と思うのに十分すぎる動機ができた。
これこれ!
とりあえずラッキーピエロに行きたい。チャイニーズチキンバーガーは本当に美味しいので是非、現地で。
飯綱にて。モーニング。
実際は長野をうろうろ。たまにはカーシェアで車を借りて、飯綱やその上あたりに。友人がオープンしたカフェでモーニングをいただき、その足で好みすぎる野尻湖そばのパン屋にも。パンを食べてからパンを買いに行くのはあまりにも食いしん坊すぎたけれど、その状態で物色するのがちょうど良いくらいおいしすぎるラインナップなので、結局たぶんそれがよかった。甘いパンもお食事パンもとても美味しい。
湖畔のパン屋。
さて道中はうねうね山道。北海道の田舎道ならこない対向車を意識しながら、うねうね道のハンドルを適度に曲げる。山を越えると季節が変わる感覚は、都会にはないものだなと改めて思った。都会には近くに季節を越えられる境界線がない。
冷やし中華はじめました。
それにしても、4月に入って急に季節が一つも二つも先に進んでしまった。それでも夜は冷える地域に代わりはないのだけれど、昼間のあたたかさは1〜2週間前からは考えられないくらい。冷やし中華をはじめるほどには。
ひとまず今日も美味しいものを食べたい。この季節の変わり目を乗り越えるために。
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Yoko
長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。