Life is a journey #24
冬のKyoto
Contributed by Daijiro Inaba
Trip / 2024.04.18
#24
冬が終わった。
寒いのは嫌いだけど、冬の空気はすごく好きだから、なんだか寂しい気もする。
冬の葉山もすごくいいんだけど、冬の京都もいいんだよね。
この冬、京都で出逢ったことについて綴りたい。
冠雪富士@葉山
===========
1.古都京都
2.グローバルな京都
3.受け継がれる地域愛
===========
1.古都京都
仕事の関係で訪れた京都は、懐かしいかほりがした。
京都って川との関係が絶妙
京都のホテルからの風景
大阪に住んでいた頃は身近に感じていたけど、今回は6〜7年ぶりなのもあって、不思議なワクワクと緊張があった。
久々の京都タワー
かわいいカフェがたくさんできている。相変わらず銭湯もすごい数がある。銭湯もだいぶリニューアルされているな。駅前は都会だけど、ちょっと離れると風情があって、京都を感じる。そこで感じる京都には、歴史のすごみがある。京都に来るたびに、歴史に触れたくなる欲求が出てくる。
みんな大好き京都梅湯
梅湯のお隣には倉庫風施設が
久々の京都は、懐かしくて、新しかった。
2.グローバルな京都
京都の名だたる大学は起業家の育成やスタートアップへの投資に躍起になっている。そのエネルギー量はすごくて、多数の新規上場企業を毎年のように輩出している。アジア各国の優秀な学生が京都の大学に目をむけるのも当然な実績だ。
古き良き京都から、次代を創るスタートアップ企業が排出されていく。京都で仕事をしていると、その意外性に驚く。
京都芸大が京都駅前に!
そんな中で、江戸時代から続くような凄まじい歴史のある会社も多数残っている。それも、形を変えて、アップデートして、色んな事業にピボットして、残り続けている。
良くも悪くも長寿企業が最も多いと言われている日本の中で、トップランカーは間違いなく京都だ。
ディープ喫茶 「優しい珈琲」
変化に対応し続けられるのも、時代の先端を担いつつ歴史を守ってきた京都の強みなのかもしれない。京都の伝統がどのように進化していくのか楽しみでならない。
3.受け継がれる地域愛
ある朝カフェに入って仕事をしていて、気づいたら周りの席が欧米人で占拠されていた。その欧米人の案内を流暢な英語で行っているのが大学生だった。何より驚いたのは、英語だけでなく、フランス語も話していたし、別の学生が中国語も話していた。この姿勢が京都なのかもしれない。この学生たちが店の売上の大半を作っているのはほぼ間違いない。きっとこの学生の口コミが地球の逆側まで届いているんだろうと思うと、感動した。同時に、すぐそこに異国の人が訪れているのに声をかけられなかった自分自身に胸が痛くなった。
新しくできていたカフェ
murmur coffee kyotoのエントランス
また、ある大学で仕事をさせてもらった時に将来の話を聞いていたら、多くの学生が「京都で働きたい」と言っていた。若者に「この地域で働きたい」と感じさせられる場所ってホントすごいな。
大学キャンバスからの雪景色
この地域の10年後はどうなっているんだろう。楽しみでしょうがない。また、来よう。
久々に葉山以外の地域のことを想ったな。
皆さんが愛してやまない地域はどこですか?
Life is a journey!
アーカイブはこちら
Tag
Writer
-
Daijiro Inaba
1986年川崎生まれ、東京育ち。葉山在住。趣味はSUP、ウクレレ、サウナ、フットサル、ワイン、BBQ、逆光アート、愛犬と過ごすこと。 オンラインサロン「大二郎酒場」主宰、教育系DAO「DSK」主催。