Oh! Berlin

Alles Gute #13

Oh! Berlin

Contributed by meg

Trip / 2024.05.20

悩み事が尽きない日々をリスタートするため選んだ街は、ドイツ・ケルン。自分でもまだ分からない「何か」を求めて、ときめく音の鳴る方へ進もう。「もうワクワクすることしかしたくない!」と心に決めたmegさんが綴るドイツ留学日記。

#13


ずっと憧れていたBerlin。いつでも行ける気がして先延ばしにしていたら、あっという間に3月になり、もう帰国の日が迫っていた。

帰国前に行くべき所は沢山あったけど、どうしてもBerlinには行かなければいけない気がして、ギリギリでチケットを取りBerlinの街へと向かった。
3日前まで宿の予約すらしていないギリギリぶり。

駅に着いてまずKölnの駅との違いに驚いた。Berlin の駅は、Kölnの駅より数倍大きくて並ぶ店の多さや、行き交う人の多さが都会ならではのパワーがある感じがする。そして、東京に帰ったような安心感を覚えた。店が多く並んでいることや、大きな建物、店や道の綺麗さが私にとっての安心感だったんだと気づいた。実際、スイスやオランダ、フィンランドに旅行に行った時も店の多さや道の綺麗さにすごく安心したんだった。





電車で半分の距離まで来たあたりから花粉症の症状が急にひどくなったので、到着してすぐ薬局に向かった。

ここで私はBerlinの洗礼を受けることになる。
列に並んでいたところからレジに呼ばれ、花粉症の薬が欲しいと伝えるとニコリともしないで無数の種類の中から一つの薬が差し出された。
薬に詳しいわけでもないし、他の種類を聞く勇気もないので「それでいいよ」と言われたものを買う。
その時点で既に冷たいと感じたのだが、その後店を出る時従業員の人に体が当たってしまった。
「Entschuldigung」とっさに謝ると、彼女は一言も言わずにスタスタと歩いていった。
Berlinの人は冷たいと聞いていたけれど、Kölnのあのアットホームな感じが既に恋しくなる。





これから続く数日の出来事で、そのイメージはすっかり変わるのだが。



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