To Me, Somewhere in the World #129
22hours、カナザワ
Contributed by Yoko
Trip / 2024.05.15
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。
#129
11:30に着いて、翌朝9:30に帰る。長野からならできる、サクッとカナザワ二人旅。長野からは東京までも金沢までも、(少し盛って)1時間ちょっと。とても近い。風の如し。
金沢城公園。
広い石川県のなかで、約10回目……くらいの金沢。それもこれも、とあるホテルのおかげ。さて5月の金沢は気持ちよく晴れているのに涼しくて、ダウンを着てきてしまったものの、なんだかちょうどよい季節でお得な気持ちになった。外を歩くのが気持ちよく、決して苦ではなく。いつもは通らない金沢城公園から兼六園までの道のりが、街中からグンと急に自然界に入る感じがして、とても気持ちが良かった。だだっ広い自然に迎えられた。
兼六園。
兼六園のにぎわいとの対面も久々。勾配のある道を歩きながら、滝やら、池やら、集合写真を撮る人やらを眺めたり、手入れをする人々とたくさんすれちがったりする。さすが日本三大庭園、手入れにかける本気度が違うようだ。まったくもって素晴らしい。
プールの下には入れない。
21世紀美術館。
そのまま21世紀美術館にご挨拶して、外の展示で糸電話の巨大バージョンと戯れる。そして、たいていの美術館のショップは好みなのだが、ここも面白くてよかった。祖母に送るポストカードを購入する。これは、なんだかいつからか続いている、よくわからない月イチの習慣。たぶん……8年くらいは続いていると思う。はて。
ひがし茶屋街。
香林坊を少し歩き、古着屋に入り、疲れたのでひがし茶屋街までワープして、再び人のにぎわいとご対面。絶対に見たことのある金沢の景色と対面してもらってから、金箔ソフトを食べるかどうか悩み尽くして、ただ街歩き。結局お昼のお寿司がお腹いっぱいで、食べなかった。金沢は甘いものも美味しいものがたくさんで、本当に食欲と胃の容量が足りない気持ち。
定宿、リンナス金沢。
ホテルにインしたら、早速サウナ。ホテルのプライベートサウナで、お茶の香りのするロウリュがよかった。今年2回目のサウナ。なかなか積極的に好きにはなれないけれど、触れる機会がここ数年で格段に増えたので、お誘いにのれるくらいの好き度でいたいと思う。もう少し好きになりたいのだけれど、徐々に好きになりたいからちょっと待ってほしい。
ケムリとカオリ。
一息ついて、夜はホテルのレストランでそのまま食事をいただく。そういえば、他の卓のバースデーサプライズにこちらまでドキドキ。さて食事はといえば、燻製がポイント。どれもこれも美味しかったし、サービスでもらえるデザートの気前の良さ(とっても大きいティラミスだった)に、もはやほっこりしてしまう。気前が良いって、大好き。
宿からすぐの市場。
腹ごなしに一瞬だけ近江町市場を散歩して、冷える北陸の夜から早々に退散。なぜだか21時過ぎに急に眠気がおそってきて、一人で寝落ち。朝もテレビを見ながらかろうじてパソコンを開きながら、一緒にグミを食べ……これではいつもの日常と同じだと思うなどする。
朝はパン。ひらみぱん。
2日目の朝は早々に帰路へ。旅から帰り、久しぶりにカメラを持ち歩いたという同居人兼彼氏のレンズ越しに見た自分は日常そのままの姿で、こう見えているのかと思うと少し面白かった。日常と旅。旅も日常?
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Yoko
長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。