Between the waves #110
異様なオーラ
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2024.06.10
#110
ここ数日で水温がグッと低くなった。
バリにいながらも季節を感じる瞬間。
アプリでは水温28度って書いてあるけど、体感的には23度くらい。
太陽の日差しは強いけど、2時間も海に入っていると足が段々冷たくなって海上がりに味噌汁を飲みたくなる。
バリの肌感に慣れてしまった私は25度以下になると寒く感じる。
そんなことを観光で訪れる友達に伝えると
「what! This is such a nice bikini temperature, you are too climitized in Bali.」
ビキニでサーフィンできる最高な気温じゃん! バリに順応しすぎているんだね
と笑われる。
その通りだ。ウェットスーツを着てサーフィンはもう出来ない気がする。
腕周りが重くてパドルが出来ないし、それ以前に寒いとベッドからわざわざ出てサーフィンに行く気にもならないと思う。
バリに住んでいてよかった(笑)。
それと同時にノンストップのスウェルが毎週のように訪れる乾季に入り、休む暇もないほど頭の中は波情報とスウェルの動きでいっぱい。海の中での会話は「また来週大きいのが近づいてるね!so stokedだよ!」という感じでサーフィンにしか興味がないのはみんな一緒。
先週海の中で大好きなフリーサーファーを見かけた。
「I watched your YouTube video like 100 times, I love your style.」
(あなたのサーフィンのビデオ、YouTubeで100回くらい見たよ! スタイリッシュなサーフィンが最高!
なんて話しかけたらすごくフレンドリーに話してくれて、波まで譲ってくれた。
オーストラリア出身のイケてるサーファー、Oscar Langburne
とにかく見惚れるほどオリジナルなスタイルを持っている。
私のホーム、ウルワツではプロサーファーを見るのは日常で、とにかくみんな優しくてフレンドリー。その上、波の上では良い意味で異様なオーラを放っているから見ているだけで楽しい。
彼のフィルム上映会が今週末にあるから友達みんなを連れて行く予定。
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。