Piccola Stella #6
Goodbye Sicily, Hello to new island
Contributed by Shiori Ota
Trip / 2024.07.19
#6
滞在先を去る前日にみんなの家族写真を撮影した。
マチルダはとてもキュートで、家族みんなも愛情たっぷりで愛らしい。
たったの2週間の滞在だったけれど、拙いイタリア語と英語、ジェスチャーを使って会話したり、ローリーおばあちゃんにはイタリア語レッスンと土地や彼女の家族に関するたくさんのことを教えてもらった。
次の場所に移動する時は、少しの不安と新しい経験を待ち望むような期待の気持ちが入り混じる。落ち着かないままパッキングして、早朝にバス停まで送ってもらった。
愛に溢れるこのファミリーにまたいつか会えますように。
そうして私は次の目的地サルディーニャ島に飛ぶためSiracusaに移動した。
フライトは夕方だったので、日中はエスプレッソbarをやっている店に荷物を預けてSiracusaを観光した。
カノーリの美味しい店を見つけてオーダーしたら、お店のポストカードを持ってきてくれたのだけど、なぜか日本語のカタカナが記入されていた(笑)。なぜだろう。
last destination in Sicily, Siracusa
日本語のTシャツだ! と思った、3秒後に肩に乗った鳥に気づいた
イタリア中にあるBarはちょっとレトロなカフェで、エスプレッソ、軽食、タバコが売られているところ。
私は乗っていないけれど、この建物は列車の駅。
サルディーニャに到着したのは夕方で、列車に乗ってOristanoまで。
待っている間に、見つけた写真屋さんと、Ramyが食べて帰ったピザ屋さん。知り合いなのかたくさん立ち話してた。
ホストのRamyはコンパクトなミニカーでやってきて、私は待っている間にPokeを食べて、村の祭り(教会の近くで頻繁にやっているらしい)に立ち寄って、配られていたチュロスとワインをいただいて、Ramyの住む小さな村Cuglieriに到着した。
夜は真っ暗だったので、朝に山の麓で水を汲むついでにミニツアーをしてくれた。
村の、一番高い場所にある教会。サルディーニャには小さな村がたくさんあるみたいだけど、その小さな村にもいくつもの教会がある。一日中聞こえる鐘の音。お祭りも頻繁に行われていて、住民のみんなが行列して教会を回る。
村中にカラフルな旗が。
家からすぐの場所にある、小さなマーケットと商店の数は少ないけど、大抵のものはここで手に入る。
村には古い建物が多くあって、ほとんどの家は空き家になっているそう。私のホストRamyも、数年前にローマから引っ越してきて、家を丸ごとリノベーションしたみたい。
フォトグラファーとして、フィルムの時代から活躍していた彼のスタジオには、大量のフィルムアーカイブ(ネガとプリント)がたくさんあって、滞在中にフィルムの整理を手伝った。古い写真が大好きな私は、彼が私の年頃の時にローマで撮影したという、モデルの写真、元恋人の写真、それから仕事の(少し時代を感じるすごく素敵な)ファッション写真を見せてもらった。
この穴は、Ramyがリノベしたときにあけたらしい。
作品の撮影もここで行ったことがあるんだって! クリエイティブな人は生活の中でも発想が豊か!
Ramyの細かいお話はまた今度。
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Shiori Ota
1997年生まれ。2020年以降ファッションポートレートやパーソナルプロジェクトの中で、美の多様性やボディポジティブ、女性のまなざしの重要性について問いかけながら作品やzine制作を続けている。クライアントワークでは、女性ファッション誌、ウェブメディア、アパレルブランドの撮影を主に行う。