Que Será, Será #23
心でハグをする
Contributed by Sara
Trip / 2024.08.20
バックパッカー、1人旅、そして留学。現地に足を運んだからこそ見えてきた、それぞれの国でのそれぞれの暮らしかた。「なるようになる!」をモットーに旅をし続ける大学生saraさんの、「旅の記憶」をシェア。
#23
10ヶ月のスウェーデン留学も遂におわり。留学先での授業を終えて、ここで出会えた友達ともお別れの挨拶をして、居心地が良すぎた寮を出て、スウェーデンを立った。
スウェーデンでの日々を一言で表すなら、自分がアップデートされた時間だった、と言いたい。留学は価値観も人生も変える、と聞いたこともあったけれど、私にとっては全てが変わったというより、今までの自分に新しさが加わって混ざった感じ。そんな毎日の中で学んだ、私にとっていちばん大きなことを記したい。
スウェーデンでの生活は、自分が自分でいられた日々だったと思う。それは私の周りにいてくれた友達のおかげでしかない!
寮でパーティーした日。
それぞれのルームツアーをした日。
どんな場面でも「How are you?」から挨拶が始まって、話がどんどん膨むこともしょっちゅう。私の友達は、「How are you?」に「I’m good」や「fine」だけで返すんじゃなくて、昨日嬉しかったこと、朝のハプニング、そんな小さなことをシェアしてくれることが多かった。
古着探しをした日。
自分では気付けないことまで、いいね! と伝えてくれる褒め褒めマシーンで、誰かを傷つけることなく面白いことを言えちゃうユーモアも持っている。良いも悪いも言葉にするけれど、どれにも優しさがあって、どんなことも楽しんじゃう。
寮の水管パイプが壊れて大洪水した日。
そんなみんなと過ごしていると、心と心でぎゅっとハグをしている気分だった。お互いをいつも気にかけて思い合っていて、そのままの自分たちが美しいよって言い合える。心と心の距離が近くて、すごく心地よかった。留学を始める直前、あたたかくて刺激的な出会いがあるといいな、と言っていた私だけれど、その願いは完璧に実現されたと思う。
カフェスタッフのみんなとディナーパーティーに行った日。
最高のフラットメイトであり、同じ日にイギリスで生まれたbirthday twinと21歳をお祝いしてもらった日。
みんなと暮らす日々はもう戻ってこないけれど、日本の家族や友達と過ごす時間が増えることもとっても楽しみ。みんなから学んだこと、取り込んだパワーを今度は私が発信したいな。
最後にもらった嬉しい言葉
スウェーデン、またね!
つづく!
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Sara
東京で暮らす21歳の大学生。バックパッカー、1人旅、スウェーデン留学…どんな場所にいても「なるようになる!」と信じて強くてハッピーな気持ちで旅を続けている。旅雑誌の編集経験もあり、一眼レフやフィルムカメラも大好き。異国のごはんを食べることも大好き。