Between the waves #120
100%のBig yes
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2024.10.07
#120
8月、1年で一番大好きな月がやってきた。
8月に特別な日がある訳ではないけど日本の真夏は汗が出るほど暑くて、蝉が鳴いていて、夏真っ盛りのこの時期。やっぱり何かスペシャル。
夏休みといえば毎日水泳教室に通って、スイカを食べて、ラジオ体操をしていた子供の頃を思い出す。昔のことを思い出すとなんだかジーンとノスタルジックな気持ちになった。
季節が反対の南半球は冬に当たるけどバリは毎日過ごしやすい天気でカラッと晴れた日々が続いた。今月に入ってまたスウェルがヒットしまくっている。週末はBinginに新しくできたヴィラにステイさせてもらった。部屋の隅から隅までキュンとする内装と小物で溢れていて、こんな場所で毎日起きられたら最高だな、なんて。
Pinterestから飛び出してきたvision boardの中で過ごしている気分にさせてくれた場所。
どこにいても、誰といても、自分をどんな気持ちにさせてくれるかが私の指標。
仕事も、住む場所も、恋人も、どんなに理想的で、求めていたものが全てそこにあっても、心の底からワクワクできて、エキサイティングで、ぽーっと暖かくなるような幸せが感じられないと空っぽの嘘の幸せになってしまう。
顔が笑っていない笑顔がすぐに見破られてしまうように、空っぽの幸せも同じ。
体はそこにあるけど、心はそこにいないような。
そんなことが起きると体がまずサインをくれる。
いつもは出きないところにニキビができたり、熱を出したり、体の不調が起きる。
そのサインに気づかないと次に身の回りからサインが来る。
何か大切なものをなくしたり、ものが壊れたり。
先週、耳の下のリンパが腫れて、初めは小さなニキビと思って放って置いたらどんどん大きくなって結局病院に行くことに。
その時を思い返すと大きな決断をしていた時だった。100%のbig yesじゃないと分かっていたけれど手放すのがちょっと怖くてあることに掴まっていた時。もう少しこのままの状態でいいかな〜なんて思っていたけどやっぱりそうじゃなかったみたいで、手放さないといけなかった。
そんな出来事があったことを友達に話すと、
「ここ最近のMikiと一緒にいて気づいていたよ! いつものハッピーオーラが薄かったし、常に考え事してたみたいに見えた。でも決断できてよかったね!」とお見通しの様子だった(笑)。
肩の荷が少し降りたみたいで体が軽くなった。
週末は恒例のガールズナイト
サーフィン上がりのサンセット
最後にステーキを食べたのはいつかわからないほど久しぶりのお肉とワイン
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。