FIND YOUR OWN #13
Girls short trip!
Contributed by KYOKO
Trip / 2024.08.26
2022年の年末、ニュージーランドからすべてがはじまった。暮らすように旅をするKYOKOさんが教えてくれる、「無期限無計画旅」のススメ。
#13
ホームのように居心地が良くてゆったりとした時間が流れるこの場所に、絶対にまた来ると決めた。
居心地の良い場所から離れる時って、切なくて悲しいし「先が不安モード」になるんだけど、今がまさにその時。
ここにずっと居るという選択肢もできたけど、それよりも今は「行動したいこと」があったから自分の直感に従って次のステップへ進むことにした。でも先が分からなすぎて不安も多め。
新しい場所へ行ったり、新しいことをするのって、とってもエネルギーを使う。だから腰が重たくてなかなか行動に移せなかったり、後回しにしちゃいがち。でもいつも行動した後に「あの時行動しておいて良かった〜!」ってだいたい思うんだよね。
みんなもどんどん行動しよう!「あの時行動しておけば良かった〜」なんて思いたくない。
ここで得るべきこと、癒し、出会いなど十分と言っていいほどたくさんのことを吸収できて胸もいっぱいだし、充電もできた。ここに2weeksも居られたんだから幸せだったな〜。
日本を出てからずっとすっぴんライフ
でも太陽浴びすぎて、そばかす増えたな〜
そしてここを去る日が来た。
オーナーのフランへ感謝を伝えて、大好きなリリーともお別れ。居なくなるのがわかっているのか、目がうるうるしているように見えた。ううう〜寂しいよお。マットはここを出て北上すると言っていた。
また来るから忘れないでね、リリー
そしてフローラと2泊3日のショートトリップが始まった!
まずはケリケリのタウンで毎週開催されているマーケットへ向かう。今日はそこで、はるちゃん&あすかさんと会うことに。
そう!このはるさんとあすかさんとはContainerで連載「Let’s Kiwi time」を掲載している2人。彼女たちとは沖縄の時からの知り合いで、同じコーヒーショップで働く仲間だったのだ。ご縁があり同じタイミングでニュージーランド、しかもケリケリに居るというので半年ぶりに再会
毎日海で過ごして居たので、2人に「めっちゃ黒い!」って言われるほど日焼けしていた(笑)
沖縄を飛び出して、ニュージーランドで会うなんて不思議。ご縁を感じた。2人がこれから経験する事やこれからの活躍も楽しみ! 2人と別れて、パイヒアへと向かう。
ケリケリはローカルの人も多く住む地域だけど、パイヒアはいわゆる観光スポット。もちろんローカルの人も住んでいるけど、シーズンになるとバックパッカーや観光客で街は賑やか。そして今回の1番の目的地である「ラッセル」へはパイヒアから車に乗ってフェリーで向かう。5分くらいで着陸。小さい島なのでフェリー乗り場から今日泊まる場所までは車で10分もしないくらいで到着。
疲れもあったのでお互い少し昼寝したり、プールで泳いだり、自分の時間を過ごす。一緒にトリップへ来たけど「1人の時間」をリスペクトし合える関係性も心地よい。ゆっくり休んで、夜ご飯を食べに街の中心地へ。
お天気も良くて太陽がキラッキラ。
映画のワンシーンに出てくるような雰囲気のこじんまりとした港町はゆったりとした時間が流れていて、休暇を楽しむ人たちで賑わっていた。
すっかりわたしもホリデー気分
ずっとホリデーなんだけどね(笑)
海を見ながらフローラと乾杯
ご飯を食べて、星を見ながらガールズトーク。
早めに就寝して、次の日。天気も良いし、カラダを動かしたい気分だったのでウォーキングがてら近くにあるトレッキングコースへ1人で行ってみることにした。
泊まっているホリデーパークの近くに、こんな素敵なトレッキングコース
ニュージーランドで過ごしていて思ったこと、それはこの国の人たちは本当に「自然遊び」が好きなんだな〜と。どこも綺麗に補正されていて、また感心する。1時間くらいウォーキングを楽しんで、チェックアウトの時間なのでフローラと合流。「今日は何する?」と、特に予定も周りたい場所も決めていなかったのでその場で決めるというフリースタイル。お互いカラダを動かすことが好きなのでトレッキングコースを周ろうとなって、気になるオススメスポットへ向かうことにした。
その前にコーヒーをゲットして少し街を探索。小さい街なのにお洒落でセレクトされたアイテムのセンスが抜群に良い店なんかもあるのでショッピングまで楽しめる。
健康に気を遣っているフローラはアボカドを持参
トレッキング前に腹ごしらえ
「Tapeka Track」というトレッキングコースへ。
わりとサクッと終了。生憎のお天気だったけど、見晴らしも景色も良いのでオススメ!
We made it!!
たまたま近くにビーチがあったのでお昼寝がてら寄ってみることに。車を降りると、近くでピクニックをしているファミリーが話しかけてくれた。「何を作っているの?」と聞くと、「近くで拾った貝を今蒸しているんだよ!」とバケツいっぱいの貝を見せてくれた。貝が大好物なわたしはきっと目がハートになっていたんだろう。
優しいファミリーがお裾分けしてくれた! アサリとしじみの中間くらいの大きさで、味はアサリみたいで美味しかった。
両手いっぱいにお裾分けしてくれた優しいファミリー
まだ少し時間があったので違うビーチでチル
ラッセルからパイヒアへと戻って、スーパーで夜ご飯の買い出しを済ませて外に出ると土砂降り!!! 久しぶりに見る雨。びしょ濡れになりながら今日泊まるバックパッカーへなんとか到着。
ニュージーランドのバックパッカーは年齢層がバラバラ。ワーホリや旅中の若い子も居れば、1人で旅をしている年配の人も多い。ここでも、1人でニュージーランドを周っているという西オーストラリアのパース出身の女性が話しかけてくれて、盛り上がった。さらに、その話を聞いていた隣の女の子も会話に参加してきて輪が広がる。
バックパッカーでは、初めましての人とも話すキッカケが多く、色んな出会いがあるのも面白い。
隣にいたドイツ出身の女の子は、これからオークランドの方に南下するというので目的地を聞いてみるとなんと「ラグラン」と答えが返ってきた! わたしの目的地もラグランだよと盛り上がり、インスタグラムを交換して現地で会う約束をした。
次の日、この日はとうとうフローラとお別れの日。
わたしはこれからバスでオークランドへ向かい、知り合いと合流して1泊させてもらい、ラグランへと行く。何だかんだで1ヶ月も過ごしてしまったケリケリのエリア。ここでは沢山の感情と戦って、乗り越えて、良い人にも悪い人にも出会った。良い事だけじゃなかったからより「濃い時間」になったのかもしれない。フローラとビッグハグをして、パイヒアを出発。ラグランへ久しぶりに戻る(行くというよりは帰るという感情に近い)。
さあ、わたしの人生どうなるんだろ〜。
ラグランへ戻ったら答えが見えるような気がしていた。
つづく
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KYOKO
東京生まれ東京育ち。自分に合った心地良い生活を送るためにたどり着いたオーストラリアのビーチタウン。自然と調和しながら太陽をいっぱい浴びスローライフを送るなか、旅や人生のなかで見つけた学びや経験をシェアしたい! と思うようになり文章を綴る。人生楽しむ! がモットー。