夜の街、ソウル

ペールトーンのビルを横切って -ソウル編- #3

夜の街、ソウル

Contributed by satsuki azuma

Trip / 2024.09.17

「みんな同じ地球にいるはずなのに、自分の知らない世界が存在する」
はじめての食べ物、はじめての当たり前、はじめての現地の人との会話。旅先での“はじめて”は、いつだって私にワクワクを届けてくれる。モデル・俳優としても活躍する東咲月さんが等身大の姿で「旅」の出来事を綴る連載。自分の背中をグッと押してくれるような、そんな旅を求め、刺激溢れる韓国へ。ソウル編では全12回にわたり、咲月さんの旅の様子をお届けします。

#3



ハナさんとリーさんの車。初めて乗せてもらう。
革張りの椅子も、かけている音楽も、二人らしいスタイルだ。



ハナさんが運転をしてくれた。
最近、免許をとった私は車のことが少しわかるようになったから、後ろから運転を見ているのが楽しい。左ハンドル、運転するとしたらすごく難しそう。

前回来た時も思ったけど、ソウルはすごくスピードを出す人が多い。タクシーなんて速すぎて慣性力で車の座席に頭がついちゃうくらい。
リーさんとハナさんとは、1年ほど会ってなかった時の話だったり、今回はどこに行きたいかなどの会話をした。



仁川空港からの道中は、ペールカラーのビルがたくさん並んでいたり、日本でいう築地や豊洲のような魚市場の横を通ったり、ソウル中心地に近づくと、シルバーやゴールドの色でできたビルが見えてくる。



初めてソウルに来た時に驚いたのは、全体的に建物は高さがあって、色味が落ち着いていること。
隣の国だけど、選ぶ色味がこんなにも違うんだな、と思ったことを覚えている。

「今日はこの後ホテルにチェックインして、その後夕方にもう一度会って夕飯を一緒に食べよう。僕たちは家に帰って猫にご飯をあげてくる」

リーさんが翻訳機能を使ってお話をしてくれた。
時間は19時か、20時の夕方ね! って言われたけどそれは夜なのでは?? と思った。

そういえば、韓国は夜が長い。
特にソウルは夜の街で、みんな夜まで遊んでいる印象があるし実際に店も夜遅くまでやっているところが多い。

今回は、日本の原宿のような街、明洞に宿泊をする。初めて訪れる街だ。








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