食欲と買い物欲

ペールトーンのビルを横切って -ソウル編- #8

食欲と買い物欲

Contributed by satsuki azuma

Trip / 2024.10.22

「みんな同じ地球にいるはずなのに、自分の知らない世界が存在する」
はじめての食べ物、はじめての当たり前、はじめての現地の人との会話。旅先での“はじめて”は、いつだって私にワクワクを届けてくれる。モデル・俳優としても活躍する東咲月さんが等身大の姿で「旅」の出来事を綴る連載。自分の背中をグッと押してくれるような、そんな旅を求め、刺激溢れる韓国へ。ソウル編では全12回にわたり、咲月さんの旅の様子をお届けします。

#8



2日目はずっと歩き続けていて一瞬にして、夜になってしまった。ホテルについてシャワーを浴びて疲れ切って、気がついたらベットでゴロゴロしていたんだけど、疲れていてもどうしてもお腹は空いてしまう。

ソウルは19時にしてこの明るさ。



まだまだ外で何かを見つけにいくのには時間がありそう。夕飯を食べる場所を探しにホテルを出て明洞の街へ。金曜日の夜ということもあって、どこも人がいっぱい。

ホテルの目の前にあるミシュラン掲載の餃子屋さんに行こうとしたらすでに閉まっていて、夕飯難民になろうとしていた。
明洞のレストラン、屋台フードは全て観光地価格で、他のスポットよりも少々お高い。観光客向けのお店に、あんまり心がときめかなくてフラフラ歩いていたら“nyunyu wholesale”という雑貨屋を発見。よくYoutubeで見かけていたので実際に入ってみると、シンプルなサングラスたちが破格で売っている。

お腹が空いていることを忘れながら、アクセサリーやバックなどを片っ端から見始める。 Silver925のジュエリーやアパレルなどもあってオリーブヤング同様、女の子たちがたくさんいる。価格がこんなにお手頃なのに免税で対応してくれるのには驚いた。

卸売って店名の最後についているから、きっと大量に購入していく人がいるのだろうと思った。気がついたら、私はサングラスを2つ手に持っていた。


最近前髪が伸びてきて邪魔だったのでヘアピンも


中学生の時によく行っていたパリスキッズを思い出した。安いからたくさんレジに持っていってしまう流れになる。この間、断捨離したばかりなので少し遠慮して。それでも、気がついたら3アイテム持ってレジに並んでいる。全部で20,080ウォン(約2200円)。



外に出ると再びレストランを探し始めた。
さっき買い物したからなのかわからないけど、少し食欲が落ち着いている。

いろんなところを見て回ったけど、あんまり入ってみたいお店はなく、一緒来ていた夫が何か思いついたようで「ついてきて!」と早歩きで歩き始めた。

明洞の駅の方へ向かって歩いていく。韓国に到着して祝日に早く閉まってしまったお店も今日は遅くまでやっている。

到着したのは、ノグリラーメンが食べられるお店。
店内では自分で選んだインスタントラーメンを店員さんが作ってくれて、その場で食べることができる。



日本語が上手な店員さんの案内を聞きながらラーメンを選ぶ。
私は、野菜の出汁がイチオシのビーガンラーメンを食べることにした。卵は1つまで、生野菜、餅は好きなだけ乗せることができる。ラーメンとトッピングを選んだ後、店員さんが1つ1つ作ってくれる流れだ。
2人で1500円くらい。ドリンクは有料だけど、ペットボトルの水が80円くらいだった。



SNSで、コンビニで作っているのは見たことがあったけど、生野菜や卵をトッピングできるのは初めてですごく楽しい経験だった。





帰り、韓国でスタバよりも良く見かけたカフェ“The Coffee Bean & Tea Leaf”に寄ってウバミルクティを頼む。どこのカフェのドリンクもそうだけどサイズがとにかく大きいし、基本飲みきれない。



甘いものを頼むと結構甘さ強めだから、甘いものが苦手な人は気をつけたほうがいいかもしれない。カフェイン入りのドリンクを飲んでも、いつでも寝れてしまう私はホテルに到着してからシャワーを浴びて、気がついたら眠っていた。



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