Between the waves #124
Just a girl
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2024.12.02
#124
毎週、土曜日の午前7時頃アラームのように地震の通知音が鳴り続いているバリ。
なんだか新しい人との出会いがここ数週間続いていて、思いっきり遊んでサーフィンした週末を終えるとソーシャルバッテリーが0に到達して回復するのに2日くらいかかった。
金曜日、11時頃ディナーを終えてカクテルを数杯飲んだところで帰ろうとしていると、ほろ酔いのサーファー友達Tomに遭遇。「もう帰るのー! せっかくだからもうちょっといなよ!」の一言で、それから3時間ほどさらにジントニックを飲みながら立ち話。顔見知りのサーファー達も来て、みんなでお腹が痛くなるまで笑った夜。翌日はみんなとまた海で会って、サンセットまで一緒に時間を過ごした。夜はみんなでディナーをテイクアウトして、映画を観ながらゆったりな土曜日。
とにかく、みーんなサーフィンが上手すぎて彼らと海に入っているといつも良い波を譲ってくれるから最高の1本に乗れる。一緒にハングアウトしていた友達の中でもガールズサーファーは私だけで、みんな綺麗なヘアーに、ネイルもちゃんとしていて、体に傷なんてない。そんな中、太陽と海水でやられた髪にリーフで擦った傷、そして日焼けと対照的な私。
「こんなに海の中で時間を過ごすサーファーには出会ったことないよ! みんなと違うから、それがMikiの最高なとこじゃん!」ってバーでおしゃれなガールズ達に引けを感じていた私に向けて、友達が言ってくれた。
来週はオーストラリアから嬉しい来客の予定で久しぶりにちょっと遠くまでサーフトリップ。
本当はボーイズトリップの予定だったらしいけど、
「Can I come? I wamma get barrels 一緒に行っていい? バレルメイクしたいの!」って聞いたら「Hell yeah! You’re always welcome もちろんwelcomeだよ!」と言ってくれたので今からワクワクしてる。
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。