たべて、あるいて、たべる。その1

Que Será, Será #27

たべて、あるいて、たべる。その1

Contributed by Sara

Trip / 2024.10.29

『旅が私を変えてくれた』
バックパッカー、1人旅、そして留学。現地に足を運んだからこそ見えてきた、それぞれの国でのそれぞれの暮らしかた。「なるようになる!」をモットーに旅をし続ける大学生saraさんの、「旅の記憶」をシェア。


#27


スペイン留学中の友達とブダペストで現地集合。
私が旅をする時いつも大切にする2つのこと、それはよく食べてよく歩くこと。きっとこの2つのことはどんな人も大切にすることだと思うけれど、私は人一倍そこにこだわっている自信がある。せっかくなら、その場所の地元グルメを堪能して、地図なしでも場所がわかるくらい街を歩いて見て回りたい!
一緒に旅した彼女もその想いがとっても強くて、よく食べてよく歩いた最高の時間だった。

この旅を振り返ってすぐに思い出すレストランがある。大学の先輩が教えてくれたお店で、あまりのおいしさとボリュームに、2回も訪れたほど。Googleマップにもハートのピンを刺してしっかり保存した。


1輪刺しもテーブルクロスもカラフル


ハンガリーといえばフォアグラ。このお店もフォアグラが名物で、どのテーブルにも運ばれていた。日本でフォアグラというと特別な料理のイメージがあったけれど、ハンガリーではとってもお得においしいフォアグラが食べられるのだ!


ベリーソースとの相性ばっちり



2回目もフォアグラ


家族LINEにごはんの写真を共有したら、母から、フォアグラはきっといつか胃もたれして食べられなくなるから若いうちにたくさん食べときな、ってすぐに返事がきた。いつか読んだ本でも、20代のうちにたくさん揚げ物を食べておきなさい、と書いてあったことを思い出した。

お腹いっぱい食べた後は、宿まで夜散歩をすることにした。気品高い雰囲気の街並みは昼と夜とでは印象が大きく変わる。夜になるとより荘厳さが増して、映画のワンシーンみたい。不思議な気持ちだった。
特に印象的だったのが国会議事堂。ドナウ川沿いにあってお城みたいな美しすぎる造りなのだ。



私たちは川をバックにてくてく歩きながら、まだ2日目なのに思わずアナザースカイごっこをして楽しんだ。いつまでもじっと見ていられるくらいだったな。







そんな夜のお散歩中、私たちはとあるデザートに出会ってしまった。


湯気たっぷりで焼きたての証


クルトゥシュ・カラーチという揚げパンのようなもの。くるくる巻かれたパンをちぎって食べる。スタンダードはシュガーで、そこにココナッツやヌテラをトッピングするのがお決まりみたい。街中にクルトゥシュを売るスタンドがあって、地元の人も観光客もこれを片手に歩いているくらい。

すっかりクルトゥシュの虜になってしまった私たち。この日から最低でも毎日1クルトゥシュは食べることがマストになってしまったほど。


この日は朝ごはんに


街を歩いてみなければきっとわからなかったその土地のグルメに遭遇すること、旅っぽくてとっても好きだな。カンボジアやラオス、タイを旅した時、道の屋台いっぱいに絶品ストリードフードが並んでいたけれど、その時の感覚が蘇ってきてワクワクした。

おいしさと美しさの感動に溢れていたブダペスト編、まだまだつづく!


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