Que Será, Será #28
たべて、あるいて、たべる。その2
Contributed by Sara
Trip / 2024.11.05
バックパッカー、1人旅、そして留学。現地に足を運んだからこそ見えてきた、それぞれの国でのそれぞれの暮らしかた。「なるようになる!」をモットーに旅をし続ける大学生saraさんの、「旅の記憶」をシェア。
#28
よく食べてよく歩いたブダペスト旅。
私が旅で必ずこだわること、それは地元のおいしいレストランに行くこと。どこに訪れても、地元住民しかいないような、SNSにもガイドブックにも載っていないようなお店を開拓したくなってしまう。
3日目のお昼すぎ、そんな地元グルメを求めて歩いていたら、半地下で小さな看板を出すお店があった。知る人ぞ知る感じが漂っていて、いい予感がした。私たちは吸い込まれるように階段を降りて扉を開けた!
観光客は私たちだけで、メニューの解読にも一苦労
翻訳アプリを使いながら、伝統料理をオーダーした。その中でもいちばん気に入ったのは、どの料理でもなく、調味料として運ばれてきたパプリカペースト。一見辛いオイルのように見えるこのペーストが、どの料理にも相性が抜群で最高だった。
手前にあるのがパプリカペースト
街中のお土産ショップにもチューブ状のペーストが売っているくらい、ハンガリーでは名物だ。他のテーブルに座る地元の人々は、付け合わせのパンにも、前菜にもメインにもたっぷりペーストをのせていた。私たちも彼らを真似して、ハンガリースタイルでたくさん食べた。
よく食べた後はお散歩がマスト。昼と夜で違う顔を見せるブダペストは、同じ道を歩いていても新鮮で楽しい。
明るい時間のオペラ座もやっぱり美しい
ドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれているブダペスト。それぞれの地区で雰囲気が違うから、歩きがいがあるし何よりもおもしろい。
前日見た国会議事堂をもう少し遠くから眺めた
ビール休憩も大切
たくさん歩いた後は、やっぱりお腹がすくもの。
宿近くの大きなスーパーに寄って、ごはんとお酒を買い込んだ。この日は宿でゆっくり過ごすことにした。
パンコーナーで日本ではなかなか見ないようなパンを片っ端からゲットして、ワインを選んで、それに合いそうなおつまみも集めていく。2人で食べ切れる量ではなかったけど、せっかくだからね! って食べたいものは全部カートに入れた。
この日は、日付が変わるまで話し込んでいた。中学生から知っている仲とはいえ、当時学校での関わりはほとんどなかった私たちだからこそ、今までのいろんなことをシェアできた旅だった。もっと早くから仲良くなっていたかったなあ! って何度も思ったけれど......同じ学校で過ごして大学生になって、ブダペストでこんなにも特別な時間を過ごせている今が、何より嬉しいこと。だからいいのだ!
いっぱい食べて歩いた後は、深夜の足湯で疲れをほぐした。
スナップチャットにその証拠が残っていた
心も体も幸せでいっぱいになった。留学生活のパワーチャージができたブダペスト旅、これにておしまい。
それではまたね!
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Sara
東京で暮らす21歳の大学生。バックパッカー、1人旅、スウェーデン留学…どんな場所にいても「なるようになる!」と信じて強くてハッピーな気持ちで旅を続けている。旅雑誌の編集経験もあり、一眼レフやフィルムカメラも大好き。異国のごはんを食べることも大好き。