Between the waves #125
一歩離れて見て気付くこと
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2025.01.06
#125
大学の大親友がバリを訪れてくれた。
彼女は一緒にアメリカに留学して、同じ講義をとって、四六時中一緒にいた友達。
講義中お腹が痛くなるほどお喋りしながら笑いすぎて先生に注意されたのも、大学のキャンパスでたくさん写真を撮ってくだらない話をしたのも、当時大人気だったパンケーキを食べに毎週色んなカフェに通ったのも、全てが懐かしくて、バリのレストランで数々のエピソードを思い出しながら、また涙が出るほど笑った再会。
20歳のあの頃からもう8年。
福岡に帰るたびにタイミングが合えば会っていたものの、まさかバリで会えるとは思っていなかった。今回は4年ぶりの再会。
彼女は婚約してバリバリのキャリアを築いっていて、これからアメリカに数年間住む予定。私は、中東、オーストラリアを経てバリでサーフィン三昧な島生活。お互い自分の人生が最高に楽しくて、それは何年経っても変わらない。彼女をバイクの後ろに乗っけて、私のお気に入りのウルワツスポットに連れて行った。
いつも当たり前に見ている景色だけど、初めてここを訪れた彼女からすると驚きがいっぱいだったみたい。
「こんな景色を毎日見られるなんて、Mikiはラッキーだね!一人でバイクに乗って、あんな大きな波でサーフィンして、自分では気付かないかもしれないけど、めちゃくちゃたくましいことだよ!」
最近、仕事も友達関係もなんだかスタックしていて大好きな場所にいるのに全然幸せを感じられていなかったことがあった。頭の中がモヤモヤしてしばらくバリを離れようかなとも考えていた。この場所のせいじゃないけど、この心地良い環境から出たくて仕方なかった。外側の要因にばかり目を向けていて、自分の中で起こっている感情や思考に目を向けていなかったせいで感謝どころか全てが投げやりな感じ。
だけど久しぶりに会った彼女がリマインドしてくれたことで、この生活は最高だし一歩外に出れば美しいものばかりだと気がついた。一緒にいてくれる友達も、みんな違った国から来ていて、毎日が刺激的で、大好きなサーフィンを思いっきりさせてくれる仕事があって、やりたいことがあれば何でも出来る自由もある。
持っていないもの、足りないものに目を向けるのは簡単だけどそれ以上に感謝できるものが溢れている。
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Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。