FIND YOUR OWN #16
心地の良い日常
Contributed by KYOKO
Trip / 2024.11.11
2022年の年末、ニュージーランドからすべてがはじまった。暮らすように旅をするKYOKOさんが教えてくれる、「無期限無計画旅」のススメ。
#16
あぁ〜ラグランがだいすき。
きょう何するの? と聞かれて
ビーチ行って読書するよ〜
サーフィン行くよ!
コーヒー飲む?
サンセット見に行こうよ!
暑いから泳ぎに行こうか〜
ジャーナリングしようっと。
海を見ながら芝生でピクニック
やる事といったらこのぐらい。
そんな日常がとにかく心地よくて満たされて幸せ〜なんです。歳を重ねるごとに全てがシンプルになってきた。昔は「トレンド」とか「イマドキ」に敏感になって、周りに合わせていたような。ファッションに興味があって、ファッション専攻の大学へ行ったけど、今は「白ティーにデニム」が1番お洒落だと思っているくらい服装までもがシンプルになった。東京は情報量が多くて、誘惑も多い。そんな生活をしていたわたしが今は、人口3000人のニュージーランドの田舎町に居る。そしてそれがとても心地よい。歳を重ねるごとに、色々な経験、成長なんかもしたりして、「好き」や「心地の良さ」が変わってきたのだから、そりゃ居心地の良い場所(=住みたい場所)も変わるもんだ。
シーズン真っ只中のラグランは、バックパッカーやワーホリの子たちで賑わっている。自分がワーホリしていた頃を思い出すなぁ。友達の輪がどんどん広がって、街を歩けば毎回知り合いに会う、そんなローカルに馴染んだ生活。そのぐらい小さい街!!
街の中心にあるチョコレート屋さん。ここのカフェモカが絶品!
今日は、念願の「ラグランでサーフィン」に挑戦する日! 友達の車に乗せてもらい、サーフポイントへ向かう。サーフレッスンをしたい場合はレッスンを事前に予約する必要があるけど、今日はみんなでサーフィンしよう! という事でサーフボードとウェットスーツを半日レンタルする事に。みんなでビーチに来て、ボードとウェットスーツをレンタルして、好きな時間に好きなだけサーフィンをしている。驚いたのは、わたしと同様みんなほぼ初心者というところ。なのに、波がなかなかハード! この日は、天候にも恵まれて海水も透き通ってキラキラ。ビーチに戻って少し休憩して、また海へ戻る。3セッションくらいしてすっかりヘトヘト。でもなんだか気持ちの良いスッキリした疲れ。
裏庭に集合!
3、4時間くらいサーフィンしてた!
今夜は街の中心にあるバーで週1のイベントがあるということで、みんなで出かける事になっている。バックパッカーに戻ってきて、シャワーを浴びる前に昼寝してしまった(笑)。毎週水曜日にあるこのイベントは、エントリー形式でその日にパフォーマンスしたい人が舞台に立つ。バンド、スタンドコメディー、DJ、ダンス、何でもあり! プロ並に上手い人、ザ素人みたいな人、色んなパフォーマンスがあって面白いし、みんなとにかく楽しそう。次の日はこの場所で「COTERIE」というニュージランド出身の人気バンドのライブがあり、街中に彼らの音楽が響き渡っていた。
イベント後はみんなと真夜中のビーチで焚き火。大きな円になって焚き火を囲みながら、色んな会話が飛び交う。同じバッパーに泊まってるイギリス人のキャムと仲良くなった。彼の話す英語は、ブリティッシュ訛り。アメリカ英語で育ったわたしにとって、イギリス英語は鼻につく感じがして嫌いだった。でも、イギリス人のジョークは面白い。イギリス人のユーモアが大好き。イギリス人の友達が増えるにつれて、イギリス英語にも慣れてきた。(地域によって色々な訛りがあるのはコンフューズするが)
満たされる日々を送っていると、こんなにも笑顔に
タウンでの忙しない生活を過ごすこと数日、ここにステイするみんなとすっかり仲良くなったので別れが寂しい。とはいってもまだラグランに居るのだから、永遠の別れではない。旅は出会いと別れの連続だな〜。ニュージーランドに来たばかりというキャムは、バンをゲットする為にオークランドへ行くという。タイミングが合えばまたどこかで会おうね! と言ってバイバイした。
ジェニーと solscape へ向かう。
今日からここで1週間のウーフィン生活が始まる。用意された部屋は、まさかの物置小屋の中!!(笑)
ここでジェニーと1週間の共同生活。お互いマットレスをひいたりして自分の空間を確保。
隙間だらけなので、蚊など虫が入って来ないか心配
主な仕事内容は、週5 / 1日2〜3時間ほどゲストルーム、トイレなどの掃除。ハウスキーピング初心者のわたしはベッドシーツを変えるのにとても手こずったけど、ジェニーが丁寧に教えてくれた。これも良い経験だ。わたし達の好きなアーティスト Ziggy Alberts を流しながらサッと仕事を終わらせ、午後はフリータイム。
ゲストが泊まる部屋
ヨガスタジオはオーシャンビュー。毎日、日替わりでヨガなどのレッスンが受けられる
ここの掃除も
前回ラグランを離れたこの1ヶ月半で色んな人に出会い、色んな経験をして新しい景色を見た。自分の変化にも気が付いたり、この旅のおかげでさらに自信がついた。予定ゼロのスタートからこんなにも色んな経験ができたのだから。わたしにとってラグランは「すべてが始まった場所」と思える特別な場所になった。solscape のこの場所でこれからの事を考えたのも今じゃすっかり懐かしい。本当にここから始まったな〜。そして、そろそろ本格的にニュージーランド後の予定を考えなくちゃな〜と思うのでした。
つづく
この机でジャーナリングした日から全てが始まった
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KYOKO
東京生まれ東京育ち。自分に合った心地良い生活を送るためにたどり着いたオーストラリアのビーチタウン。自然と調和しながら太陽をいっぱい浴びスローライフを送るなか、旅や人生のなかで見つけた学びや経験をシェアしたい! と思うようになり文章を綴る。人生楽しむ! がモットー。