
Beginning of my new Life #44
Zebra Gala
Contributed by Asuka Naka
Trip / 2025.01.15
番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け中。
アメリカでの日常生活に慣れてきた春。留学も残りあと数ヶ月になり全力で楽しんで今できることをたくさんしようと思っていた。
仲の良い子たちもできて、同じクラスには話せる子ができて、休みの日には一緒に遊ぶ子もできた。とても充実した日々が目の前にあると同時に、これが数ヶ月後には変わってしまうという焦りもあった。だからこそアメリカ生活ならではなことは何でもやる。
少し前からホストマザーからパーティーがあるからと、一緒に行く約束をしていた。
そのパーティーはZebra Galaというもので、ドレスコードは白と黒。私はホームカミングの時に着た白いドレスをきて、黒いヒールを履いて当日を迎えた。ホストマザーとファザーと一緒にドレスアップしてパーティーに行くことはこれまでにも何回かあったからか、だんだん慣れてきた。でもドレスアップすること自体は、何回やってもとても新鮮で、嬉しかった。3人で州都に向かう。会場は映画館の建物の奥にあった。そこは見渡す限り黒と白しかなかった。


みんなが素敵にドレスアップしていて、何だか緊張した。そしてそこではオークションもあった。好きな物や絵があれば金額を提示して落札できると言うものだ。高校生でそんなイベントを目の当たりにするのは初めてだった私。ホストマザーと一緒に見て周ると、可愛いブレスレットなんかもあった。
中には私みたいな子供にぴったりのブースもあった。それはフェイスペイントだ。
アメリカの子供はお祭りや遊園地でフェイスペイントがあればすぐに飛びつく。もちろんティーンだった私も、すぐに飛びつき、顔の半分がフェイスペイントで飾られた。もちろんビュッフェがあって、ダンスもする。パーティーはやっぱり非日常感があって楽しい。

パーティーも終盤に向かっている時、ホストマザーが「プレゼントよ」と個包をくれた。何かと思いながら、中を開けてみると、さっき一緒に見ていたブレスレットが中に入っていた。何とも素敵なプレゼント。私はこうやって相手の気持ちを考えられる優しいホストマザーが大好きであったし、尊敬する大人であった。それは今でも変わらない。大人の一員となった今の私は最近よくお母さんに似てきたねなどと言われ、自分でもそう思うことがある。しかしそれと同時に内面的な部分や、考え方はホストマザーと似てきたのかな、なんて思ったりもするのだ。

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Asuka Naka
湘南出身、イギリス在住。アメリカ高校留学を経験し、イギリスの大学に進学。高校生から旅人デビュー。現在はヨーロッパを拠点に旅する真面目大学生。海外生活、旅をトピックにシェア。












































































