スペシャルクリスマスディナー

Que Será, Será #31

スペシャルクリスマスディナー

Contributed by Sara

Trip / 2024.12.24

『旅が私を変えてくれた』
バックパッカー、1人旅、そして留学。現地に足を運んだからこそ見えてきた、それぞれの国でのそれぞれの暮らしかた。「なるようになる!」をモットーに旅をし続ける大学生saraさんの、「旅の記憶」をシェア。


#31


人生で初めて海外で過ごすホリデーシーズン。留学先の小さな街、スウェーデン・ウプサラでもクリスマスムードを感じ始めていた。

ハロウィンが終わるとすぐにクリスマスが始まったみたいに街中が赤と緑でいっぱいになっていた。当日まで2ヶ月近くクリスマス気分で不思議な感じ。映画のような大雪も、海外らしい派手な装飾にもなかなか慣れることはなくて、毎日街に出るたびに感動していた。




サンタの帽子がかわいすぎる


そんなクリスマスシーズンが盛り上がって来た頃、スタッフをしていたカフェのメンバーとクリスマスディナーに招待してもらった。いつもウプサラ大学の学生や地元住民に朝食を提供しているお礼として、街のレストランや食品業者が主催するディナーに特別に招待してもらったのだ!


キラキラな会場が見える


会場に入る前、glögg(グロッグ)というホットワインで乾杯するのがお決まり。スパイス入りのホットワインで、この時期のヨーロッパの定番らしい。ジンジャーブレッドをワインにつけながら食べるのがスウェーデンスタイル。



学生スタッフがこのディナーに招待してもらうのは初めてらしく、長く働いているスウェーデン人の友達も、こんなチャンスないよ!! と言って大喜びだった。みんなが一つ一つスウェーデン流のクリスマスを教えてくれて、自慢げに紹介してくれる姿が嬉しかった。

会場に到着するとファンシーな雰囲気にみんな大興奮。ショットで乾杯する時のお決まりの歌を大声で歌いながら、喜びを表していた。(ヨーロッパトップクラスでシャイだと言われているスウェーデンの国民性が嘘みたい)


ディナーはビュッフェスタイルで、私はみんなの真似をしながら、ほぼ全部の食べ物をお皿に乗せていった。



真剣な横顔



最初のプレート完成


メインコーナーの一番奥で懐かしいものを見つけた!「ヤンソンさんの誘惑」というスウェーデンの国民食。アンチョビ、ポテト、玉ねぎを使ったグラタンのようなもので、この時期によく食べられるごはん。実は小学校の給食で、このメニューを食べたことがあった。当時人気なメニューの一つで、キャッチーなネーミングと美味しさ味に感動したことを覚えていた。“Jansson”というスウェーデン語表記を解読できて、昔の経験が繋がったこと、何より本場のヤンソンさんの誘惑! さいこうだったなあ。



食事と同じくらいデザートも充実していたこのディナー。ここでもみんなのおすすめを聞きながら全部トライした。


いちばんファンシーなデザートエリア




この場にいたみんなが1つのファミリーみたいで、おいしくてあったかい時間だった。スウェーデン流クリスマス、さいこう!


またね!


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