Hanging out with friends

Beginning of my new Life #45

Hanging out with friends

Contributed by Asuka Naka

Trip / 2025.01.29

『とにかく旅をするのが好き!』高校生の時に初めて訪れたインドがトラベラーへのきっかけだった。多くの国を旅する好奇心旺盛な彼女だからこそ感じる面白さと発見。出会いと出来事を振り返りながら綴るAsuka Nakaさんの旅日記。

番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け中。



お休みの日に遊びに行ける関係の子たちが増えてきた頃。特に仲が良かったのが韓国人留学生のハヨンである。しかしお互いに会いに行くにも車での送り迎えが必要。時にはハヨンのホストシスターに運転をしてもらったり、私のホストファミリーが送ってくれたりしていたが、やはり申し訳なさを感じていた。そして私たちのたどり着いた結論が、自転車だ。この時の私にとって自転車はヒーローであった。



とはいえ自転車で行けるところは限られていた。それでもハヨンと私は中間地点にあるカフェでだべりに行っていた。そのカフェは今でも行きたいなと思うほど絶品なものが多く、お店自体も基本ドライブスルー用にできているので小さなウッデンハウスという感じで可愛かった。私たちは、そこで待ち合わせることがお決まりになっていた。


春、一年の行事の中で一番のビッグイベント、プロムの時期が近づいていた。プロムはジュニアとシニア、いわゆる高校の高学年しか出ることができない少し大人気分になれる学校イベントだ。そして肝心なのがプロムのドレス。何度か友達とショッピングモールに行き、試着をして、やっとの思いで一着を決めた。何よりも友達とショッピングに行ったり試着をしたりするのが楽しかったので、プロムドレスは遊びに行く言い訳によく使っていた。

ある日、ウィンターガードの大会がたまたま違う街に住む日本人留学生ミユの学校で開かれた。そのことがわかった時、すぐにミユに連絡した。そうして大会後一緒に遊ぼうということになった。大会が終わり、私の家の近くにはないアジアンスーパーがあってそこで久しぶりにアジアの食べ物に触れた。とは言っても日本のスーパーとは物も値段も違う。この時、少しホームを感じれたことが嬉しかった。一緒にアメリカに渡ってきた留学仲間、そして帰る日も決まっている私たち。なんとミユとは帰りの飛行機も同じであった。その日が待ち遠しいとともに寂しい気持ちもあり、アメリカ生活に慣れた私たちは複雑な気持ちが混じり合っていた。

今も私の親友であるサブリアとの仲を縮まったのも、このあたりの時期であった。何となく一緒に映画を見ることになって、一緒に映画館に行き、映画を観てスタバでだべる。そうすると思っていたよりも話が盛り上がってしまい、気づけば日が暮れていた。二人きりで普段話すことはあんまりなかったけど、こんなにも意気投合できるとは! 本当に嬉しかった。

そしてサブリアのママが送り迎えをしてくれ、「いつでも車出すから言ってね!」と言ってくれた。本当に優しくエネルギッシュなサブリアのママ。今でもノースカロライナを訪れる時はサブリアとサブリアのママには絶対に会いに行く。そんな関係もこの何ともない日常から生まれたものだった。









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