
Beginning of my new Life #46
Fun Stuff with Ukrainian
Contributed by Asuka Naka
Trip / 2025.02.05
番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け中。
アメリカでウクライナコミュニティに浸りきっている私。ウクライナ人のホストマザーにはいわゆる「いつメン」がいて、みんなで誕生日会をしたり、遊びに出かけることがあり、それに度々加えてもらっていたのだ。ある時はいつメンの一人の誕生日パーティーがあった。彼女はとても可愛らしくて、香港人の彼氏がいた。とても可愛いくて若いカップルという印象だったが、今彼女たちはお母さんとお父さんになっていて時の流れを感じる。いつしか私にもそんな時が来るのかもしれないと思うと人生をスローモーションで送りたいものだ。この誕生日会ではもちろんアメリカンなカラフルケーキを食べた。

そして誕生日ガールからふとこんな質問をもらった。
地震、体験したことある?
そうか、日本では常に地震と隣り合わせに生きているが、地球の違う場所では地震を体験しない人も多くいる。そして私の記憶から一生消えない東日本大震災での経験などは、想像もつかないのだろう。そして私はこの地震の恐ろしさを彼女に伝えた。そうだよね、ニュースでたくさん見たよ、と言う彼女。日本での地震は世界中のニュースで取り上げられる。この留学の後も日本で地震や災害があればすぐに連絡をくれる海外の友人たち。自分の生まれ育った土地を離れて暮らしている人たちがアメリカには大勢いる。そして災害などが起こった時の情報はニュースで得る。そのニュースを見ればそこにいる友達、家族にすぐに連絡して無事か確認する。世界を飛び回っていればいつどこで災害が起こるかわからない。日本は安全という意識があったが、地震がいつどこで起きるかわからないと考えれば、安全な場所などこの地球上のどこにもない。そう考えるようになってから、私のフットワークはだいぶ軽くなったと思う。常にリスクと隣り合わせ。それなら居たいところにいるべき。

ある日はウクライナコミュニティでイースターのイベントがあった。卵の殻にペンでペインティングしてデザインをする。卵の殻を壊さないようにそーっと絵を描いていく。こうやって度々アート+文化に触れられる機会をくれるホストマザーがいて私は幸せ者だ。アートと文化という組み合わせが私はとても好きである。それぞれの国や地域によって全く違う表現の仕方があるのが面白い。みんなでイースターエッグをデコレーションしたら、ウクライナの民族衣装を着て、お花の飾りをつけて、写真撮影をした。留学前は全く持って接点のなかったウクライナという国や文化にこうして吸い込まれていった。

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Asuka Naka
湘南出身、イギリス在住。アメリカ高校留学を経験し、イギリスの大学に進学。高校生から旅人デビュー。現在はヨーロッパを拠点に旅する真面目大学生。海外生活、旅をトピックにシェア。












































































