International Festival at school

Beginning of my new Life #47

International Festival at school

Contributed by Asuka Naka

Trip / 2025.02.19

『とにかく旅をするのが好き!』高校生の時に初めて訪れたインドがトラベラーへのきっかけだった。多くの国を旅する好奇心旺盛な彼女だからこそ感じる面白さと発見。出会いと出来事を振り返りながら綴るAsuka Nakaさんの旅日記。

番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け中。



世界中の人が集まったアメリカならではのイベントが学校内にもある。それはインターナショナルフェスティバルだ。インターナショナルフェスティバルが開催されるということは、交換留学生として耳にはしていたが、それが一体何なのかは当日まで理解のできなかった私。どうやら韓国人留学生のミンジとハヨンは参加するらしく、当日に向けて準備を進めていた。

当日になると授業の途中で全校生徒の半分は体育館に行くように指示された。その日は民族衣装で登校する子達もいて何だかワクワクした。自分も浴衣を着てくれば良かったと少し後悔した。体育館に行くと、国ごとのブースが作られていて、その国の紹介をしていた。韓国の代表として韓国を紹介しているミンジとハヨンはカッコよかった。日本のコーナーもあるのかなと思ったが、やはりこの学校に日本人はいなさそうだった。一人だけ学校内で日本人のハーフという子と出会ったことがあり、その子はお母さんが日本人だという。それが嬉しくて私はその子のお母さんに挨拶をしたことがある。そのくらい、この場所では日本人がいなかった。





ブースを一通り回り終え、観覧席で待っているとショーが始まった。それぞれの国の民族ダンスなどを披露するのだ。中々に出来が良く、個性もあり面白い。中でも印象に残っているのは全校生徒の前で、堂々とかっこいいソロダンスを見せたタヒチガールと、南アメリカ出身の男女で組んだエキゾチックなダンスである。高校生の子達がそれぞれの文化を尊重し、全校生徒の前でダンスを披露、拍手喝采に会場を盛り上げた。この子たちはとてつもなくすごい。日本の高校では絶対に考えられないものだった。そして日本の学校では起こり得ないことがさらに起きた。最後にチアリーダーが踊ったのだが、センターの女の子の様子がおかしい。周りとダンスが違うようだ。すると男の子が花束を持って近づいてきて、周りで踊っているチアガールズははけていく。“Prom with me?”のサインを持っていた。そう、この時期にはプロムに一緒に行くパートナーを探すのがメインイベント、そしてどう誘うかが試される。全校生徒の前でチアガールを誘う男の子はもちろんアメフト選手。そしてこの告白は成功した。全校生徒みんなをキュンキュンさせ、盛り上げた。なんて楽しいのだろうかアメリカの学校は。



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