
Beginning of my new Life #53
Last time seeing my friends
Contributed by Asuka Naka
Trip / 2025.03.19
番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け中。
学校が終わればあとは帰国までいかに会いたい人たちに会いに行けるかどうか! ポーランド人のウラの家で開催されたハウスパーティーに行ったり、いつメンでショッピングモールへ行ったり、マリアの家のハウスパーティーへ行ったり、ホストファミリーと時間を過ごしたり、今まで遊んだことのない子と遊びに行ったり……とにかくアメリカで出会った人たちと会えるだけ会った。
私たちの学校の交換留学生の中で一番最初に母国に帰国するのはハヨンだった。帰国する日はみんなで空港まで見送りに行った。ハヨンとは一番心が通じ合えていた気がした。そして留学中の心の支えでも同志でもあった。そんなハヨンが帰るのはとても寂しい。そして数日後には私も見送られる側になると思うととても恐ろしかった。ハヨンはホストファミリーと中々気が合わないと悩んでいたが、ホストシスターは空港で泣いていた。なんだかんだ言ってファミリーシップを築いたハヨンはすごい。
そして次に出発するのはマリアだった。マリアのホストマザーは学校の先生だったので私も知っていた。そしてもうすぐ出国だからとハウスパーティーに招かれた。マリアはお手製のモルドバ料理をみんなに振る舞ったが、そのお味は私たちには少し理解に苦しむものだった。その反応を見て笑うマリア。もちろんハウスパーティーにはピザなども用意されていて、音楽を流してみんなで踊るのがお決まりだ。このハウスパーティー以来いまだにマリアとは再会を果たせていない。私たち留学生は、このアメリカ留学後も世界の至る所にそれぞれが散らばっていったのだ。マリアはモルドバに帰り、その後ルーマニアの大学に。ミンジは韓国に帰りカナダの高校を卒業後、オーストラリアの大学に進学したらしい。ウラはポーランドに帰り、オランダの大学に行った。そして私自身も日本に帰って高校を卒業したのちイギリスの大学へ進学した。そのため誰かの母国に行っても本人不在ということはよくある。でも世界のどこかでそれぞれが頑張っていることに違いない。


帰国が最後だったミンジと私はビーチに行った。本来であれば2−3時間かかるところを、ミンジのホストファザーが仕事の用事があるからと車で連れて行ってくれた。


ノースカロライナのビーチタウンはやはり好きだ。留学に来てすぐにホストファミリーに連れて行ってもらって以来のビーチだった。そこの近くの町でチョコレートファッジを食べたり、お土産を買ったり、ビーチで寝転がったりと充実した時間でしかなかった。
その後に私は用事があったので、夕方には家に帰ってきた。その用事とは留学会社の地区の担当のMs.キャリーが来て留学証書を渡しに来てくれるとのことだった。何度か地域の留学生を集めて会を開いてくれていて、その交流を私はいつも楽しみにしていた。そして遂に留学も終わりよく頑張りました賞をくれた。私、よく頑張った。




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Asuka Naka
湘南出身、イギリス在住。アメリカ高校留学を経験し、イギリスの大学に進学。高校生から旅人デビュー。現在はヨーロッパを拠点に旅する真面目大学生。海外生活、旅をトピックにシェア。










































































































































