Visiting my friends in Korea!

Beginning of my new Life #56

Visiting my friends in Korea!

Contributed by Asuka Naka

Trip / 2025.03.26

『とにかく旅をするのが好き!』高校生の時に初めて訪れたインドがトラベラーへのきっかけだった。多くの国を旅する好奇心旺盛な彼女だからこそ感じる面白さと発見。出会いと出来事を振り返りながら綴るAsuka Nakaさんの旅日記。

番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け中。



6月にアメリカ留学から帰国した私。日本の家に着いてすぐにホストファミリーにテレビ電話をした。もう近くにいないという現実が受け止められずにいた。そして私は逆カルチャーショックを受けていた。生まれ故郷に戻っただけ、元の生活に戻っただけ、しかし自分自身が変わっていた。元の自分とは違う自分。周りとはなんだかズレが生じた。今まで仲良しだった幼馴染と話せば、何か話が合わない。この時初めて人生の節目を感じた。周りの人が変わる時は人生が変わる時。一生同じ人の周りにいながら死ぬなんてことはまずない。いろんな人と出逢いながら、学び、経験し、また違う人に出逢う。そうして人生が彩られていく。アメリカで世界中から集まった沢山の人と接した私は、地元との感覚のギャップに苦しんでいた。そして類は友を呼ぶというのも事実で、気づけば関わる人は皆、留学経験者や帰国子女となっていた。価値観の合う人とはやはりつるみやすい。今となっては価値観の合わない人と関わることも学ぶという意味ではとても大事だななんて思う。とはいえ、久しぶりの日本生活を謳歌していた私。

それでもやはり恋しくて、すぐにソウル行きの旅行に出た。帰国から一か月ほど経った頃には、大好きな韓国人2人組のハヨンとミンジに会いに行った私。2人ともソウルに住んでいて、ソウルは何度かすでに行ったことがあったので、1人で行くことに抵抗もなかった。空港から都心への行き方などを丁寧に教えてもらい、ミンジとの待ち合わせ場所に行く。いた!!! アメリカにいる彼女たちしか見ていなかったから、なんだか違和感もあったけど嬉しかった。ここが彼女たちの故郷か。アメリカにいた時は東アジア人、隣人感覚でとても近い感覚だったが、お互いの国をそれぞれに見てみると、やはり大幅に違う。それでも同じに見えるのだからアメリカはまた相当違うのだろう。

ミンジがタピオカを渡してくれた。ようこそ韓国へ! と歓迎してくれた。その後色々なところを散策して、ハヨンと合流した。やはりこの2人は可愛いコンビという感じで私は大好きだった。そして今回のプランのメインはロッテワールドであった。初めてのロッテワールドにドキドキした。なんせ私には現地のガイドが2人もついている。なんて贅沢。ロッテワールド自体はあまり大きいものではなかったが、結局一緒にいるメンバー次第だろう。大いに楽しんだ。そしてその晩はミンジの家に泊まらせてもらった。ソウルの高層マンションに住む彼女。優しそうなママと妹が迎えてくれた。朝起きれば、すごい品数のおかずの朝ごはんがテーブルに並んでいた。気を使わせてしまったと申し訳なく感じていたが、大量の蒟蒻ゼリーをお土産で渡したので許してもらえるかな、と有り難く朝食をいただいた。







そしてお昼ご飯は食べ放題の鍋屋さんに連れて行ってもらった。アスカ辛いの好きって言っていたよね? と聞かれたので、もちろん! と答えたことを後に後悔した。そこの鍋のスープは真っ赤っか。食べ放題なのに食べれば食べるだけ鼻水と涙が止まらぬ私。そして平気な顔して食べる韓国人2人。そうか韓国人にとっての辛いのレベルは日本と違うのか、と新たに日本と韓国の違いを思い知った私だった。





ミンジとその日にお別れをして、その夜はハヨンのお家に泊まらせてもらった。優しそうなお父さんとお母さん。言葉は通じなくても、やはり思いやりは伝わる。できる限り感謝を伝えた。お兄ちゃんが不在だからそっちの部屋使っていいよ! と言われたが、なんだか心細くて、結局ハヨンの部屋で寝た。翌朝起きればまたもや豪勢な朝ごはん。また私は気を使わせてしまった。後に韓流ドラマにはまった私は気づく。もしや毎朝韓国人はあれだけの品数の朝ごはんを食べているのかもしれない。その時少しホッとした。ハヨンの優しい一家はみんなで空港まで送り届けてくれた。なんて有難い。アメリカでの出会いに感謝である。





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