
Beginning of my new Life #57
Host family in Japan!
Contributed by Asuka Naka
Trip / 2025.03.31
番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け中。
アメリカから帰国して数ヶ月後なんと、ホストファミリーが日本に遊びに来ることになった。私に会いにきてくれるということがどんなに嬉しいことか。その時の私は高校生。自分の知っているところといえば、渋谷、原宿、横浜、地元程度だ。今思えばもっとこんなところも連れて行きたかった、見せたかったと思うところが多くある。しかしその時の私なりにベストは尽くしただろう。
ホストファミリーのお迎えに空港に行く。久しぶりの再会が日本であること、そして何より私の母国を紹介できることが嬉しくも同時に緊張した。アメリカにいる私とはまた違う私。ホストファミリーの目にはどう映るだろうか。日本を好きになってもらえるだろうか、ご飯が口に合うだろうか。色々心配しつつも、再会してしまえば嬉しいばかりだった。久しぶりに会えた2人。安心した。そして自分の実の母親と自分の第二の両親が同じ空間にいることがとても違和感であった。この人たちは同じ地球上に存在していたんだ。全く異なる日常があり、私のアメリカ生活はもはや夢の中の世界であった。それが現実だったのだ、となんだか不思議な気持ちでいた。拙い英語でもコミュニケーションを図ろうとする母を見てホストファミリーは、ボレスにそっくりね! という。ホストマザーの父親のボレスは私の母そっくり。言葉が流暢でなくても皆んなを笑顔にするいわゆるムードメーカーだ。私はアメリカにいって初めてボレスと会った時に、そう思っていた。この人うちのママと似ている。しかしそれを伝えることができないでいた私。そしてそれがホストファミリーに伝わったことがとても嬉しかった。私の実の家族も母国も好きになってくれたホストファミリー。とても嬉しかった。10日間の滞在はバタバタであっという間であった。お別れのときにはまた涙目のホストマザー。いつものことだよね、と言うホストファザー。私はまたもや複雑ななんとも言えない気持ちでいた。また会おうね! いつか、どこかで! コロナのおかげでそのお別れから約2年半ほど会うことができなかった。




コロナが落ち着き久々にアメリカに渡った。私は20代でティーンエイジャーでもなくなり、イギリスに進学していたためかブリティッシュアクセントになっていた。久々の再会に緊張する私。再会の時は変わらず歓迎してくれたホストファミリー。もうそこは私の第二の故郷となっていた。友達、留学していたときに周りにいた人たちみんなが「おかえり!」と迎えてくれた。あぁやっぱりアメリカが好きだな、と感じた。そしてそれ以来お別れの時は私も毎度涙目になっていた。ホストマザーと似てきたかな、私。
今回を持って『Beginning of my new Lifeアメリカ交換留学編』を終了と致します!拝読していただき有難うございました。実はこの交換留学日記は主に留学に夢を抱いている人、自分の家族、そして自分自身に向けて書いていました。留学行く前の私には留学生活が全くもって、想像できませんでした。留学の魅力とは語学取得だけではない、それを伝えられたら良いなという思い、そして帰国後に家族に留学で成長した私を見せることも全く伝えることもできなかった私。逆カルチャーショックを言い訳に上手くコミュニケーションを取れずに、アメリカ留学で私が得た無限のことを何も伝えられなかったことが、どこか引っかかっていました。
留学をして良かった! その思いが読者の方に伝わっていたらいいな。留学に送り出して良かった! と家族に思ってもらえたらいいな。自分の選んだ道は間違ってなかった! あの時頑張った自分がいてこその今の自分! と言い聞かせながら。そして少しでも羽ばたこうとしているその羽に勇気を与えられたらいいな、という気持ちで書きました。この記事を書く機会を与えてくださったこのContainerというプラットフォームに心から感謝しております。
次なるJourneyもお楽しみに!
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Asuka Naka
湘南出身、イギリス在住。アメリカ高校留学を経験し、イギリスの大学に進学。高校生から旅人デビュー。現在はヨーロッパを拠点に旅する真面目大学生。海外生活、旅をトピックにシェア。










































































































































