はじめまして、パリ! その2

Que Será, Será #34

はじめまして、パリ! その2

Contributed by Sara

Trip / 2025.03.04

『旅が私を変えてくれた』
バックパッカー、1人旅、そして留学。現地に足を運んだからこそ見えてきた、それぞれの国でのそれぞれの暮らしかた。「なるようになる!」をモットーに旅をし続ける大学生saraさんの、「旅の記憶」をシェア。


#34


2024年最初の旅は、初めてのフランス。幸せなことに、もう何度も現地集合して一緒に旅をしている、スペイン留学中の高校時代の友人との2人旅。
パリ2日目、パリといえば……と言って思いつくことはたくさんあるけれど、パリに行ったら欠かせない場所、ルーヴル美術館に行った。


たくさん並んで、もうすぐそこ!



展示説明がDS



DS片手にヘッドフォンも装着。フル装備で鑑賞した


突然だけど、私はどんな街にいても、つい人間観察をしてしまう。カフェに行くと全体が見渡せたり、大きな窓があったりする席を選びがち。乗り物や電車に乗っているときも周りのことをよく見てしまう方だと思う。
そんな私にとって、美術館のように同じ場所にたくさんの人がいる環境はかなりワクワクする場所だ。作品を見ることはもちろんだけど、そこにいる人たちがどんな風に過ごしているのか楽しく観察していた。


モナリザ! みんなでぎゅうぎゅうに並んで、少しずつ前に詰めていく




1人で黙々と作品を見る人もいれば、一緒に来た人とディスカッションのように熱いやりとりをする人もいた。じっと座り込んでスケッチしたり、作品が目に飛び込んだ瞬間から大きな声で興奮を示したり......。日本の美術館にいる時より、訪れている人の鑑賞方法も、感情表現も自由で、それぞれで、豊かに思えた。秩序を守ってみんなで静けさを創り出すことも美しくて好きだけれど、想いが溢れ出しちゃっている感じもとっても愛おしい。何かに縛られていたわけではないけれど、でももっと自由で、ありのままでいようって感じた時間だった。


彫刻と同じポーズ!


夢に見ていたパリの、あのルーヴル美術館。じっくり全てを見るには時間が足りなくて、また来る口実にしよう! と約束して、ルーヴルを後にした。

実はこの日は、一緒に旅をしていた友達のお誕生日だった。パリで大切な日を一緒に過ごせること、ほんとうに嬉しくて、この旅が決まった時からどんな風に過ごそうか考えていた。サプライズでお祝いもいいけれど、せっかくヨーロッパで過ごすお誕生日だから、彼女がやりたいことをやって、食べたいものを一緒に食べたかった! レストランを決めたり、ケーキを買ったり、パリの地で一緒に準備したこと、楽しかったなあ。


フランス留学していた先輩おすすめレストランでディナー!ぜんぶゆっくり食べて、飲んで、たくさん味わった



夜になるとよりキラキラするシャンゼリゼ通り


前日にゲットしたグリーンのロングコートがお似合いのバースデーガールと、パリの街をお散歩した。同じヨーロッパで暮らしていてもその日々は違っていて、考えていることも、周りの環境もそれぞれ。でもお互い尊重して、いいところを真似しあって過ごせている気がして、いつもパワーをくれる存在。おめでとう! の気持ちで、シャンゼリゼを歩く姿をたくさん撮った。


おめでとう:)


ディナーの後はエアビーに戻って、朝ゲットしていたマカロンとマンゴータルトでお誕生日会の続きをした。いちばん楽しみにしていたタルトは、なんとルーヴルの荷物検査のベルトコンベアーで箱ごとひっくり返ってしまってぐちゃぐちゃ。(笑) その瞬間を2人して見ていたけれど、ショックというよりおもしろさが勝っていた。こんなハプニングこそ立派な思い出になるし、もちろんおいしさに変わりはなくて、それならいいよね! ってハッピーにたいらげた。


キラキラマカロン!思わず開封式をした


特別すぎるパリ時間はあっという間に過ぎてしまった。まだまだ行きたいところも、食べたいものもたくさんある。全部次の楽しみ! と思って、また来れたらいいな。
パリの次は、大学の友達が留学しているリヨンにバスで向かう。

フランス旅、つづく!


またね!



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