
Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #38
ただいま!
Contributed by Mizuki
Trip / 2025.02.26
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。
#38
フランスから日本に帰国して約2年。なんだか遠い昔のような気がする。
帰国したのは大学4年の夏。ちょうど大学卒業や就職活動などのタイミングで、将来について向き合わなくてはいけない時期に突入していた。バカンス大国のフランスの生活とは一転して、「現実」に戻ったような感覚だった。
そんな「現実」に向き合って約一年経つが、日本での生活にもすっかり慣れた。忙しい日々の中で自分の To do をこなすことで、ある意味「充実」した生活を送れているし、それが好きな自分もいる。
でもそれと同時に「フランスにいた時の自分はどこ?」と自問自答することが多々ある。その「自分」とは日常を味わう「余裕」を持った自分。具体的には、地元のマルシェで新鮮な野菜や果物を調達しに行ったり、何でもない日に花を買って帰ったりすること。



この一年を振り返ると、正直そんなことも忘れて、日本での慌ただしい生活に適応しようとしていた自分がいる。良い意味でも悪い意味でも。


国は違えど、連載のテーマである “Time to Spare Heart to Spare”(時間の余裕は心の余裕)に繋がる部分があるが、日常の小さな幸せだったり、その一瞬を楽しめるような余裕を私は大切にしたい。それはフランスが私に教えてくれたことであり、大好きだったことだから。
もう一度あの時の自分を振り返りたい。
時間は大分空いてしまったけど、毎日綴っていた日記と記憶を頼りにして。
À bientôt!
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Mizuki
東京の大学に通う21歳。純ジャパフレンチガール。生まれも育ちも日本、フランス語経験もゼロだったが、16歳でフランスへ留学。大学生となった今、再びフランスに留学中。慌ただしい日本の生活とは異なり、時間がゆったり流れる「バカンス大国」=フランスならではのライフスタイル、人生の楽しみ方、について留学体験と共に発信中。趣味は食べること、ダンス、ボクササイズ、ワイン(詳しくなりたい)。









































































































































