
BAMA Diary #5
BAMAの刺激的な1週間 -2
Contributed by The break of dawn
Trip / 2025.03.19
#5
今日は、他の留学生も集まったオリエンテーション。
朝から迷った。
Student Union Building 通称SUB(サブ)という建物で行われるのだが、私とAyaは遅刻しそうだ。なぜか気づくと道なき道の草むらをかき分けていて、短パンの丈まで伸び切った見知らぬ草が当たって痛い。集合時間の10時まではあと、5分!?
景色がひらけて、上には青空、手前に大きな池、そして奥に建物が小さく見えた。「あああれか!」そこまでもかなりの距離がある。「遠すぎるよ!」私とAyaは走って向かった。
汗たらたらでSUBに入ると、エアコンがいつものようにガンガン効いている。
一瞬で体がひんやりと冷えて、次は体が震えるほど寒い。(今度からはカーディガンが必要だな)
見たところ人っ気がなさそうだが、うろうろ奥の方に進むと、会場になる大きなカンファレンスルームの前に留学生が多く集まっていた。
ちょうど着いたくらいにドアが開き、順番に小さなペットボトルの水一本と赤と白の縞々のデカいミントキャンディーが配られた。このオリエンテーションというのがどうやら、4時間近くあるらしい……(気が重い)。
私とAyaは前の方に座って、周りには顔馴染みの留学生が座った。
あとから、全く見たことがない留学生(ほぼヨーロッパ系の白人)がどんどん入ってきた。
あの人たちは見るからにサッカー選手。
そうこの大学UWAはスポーツがまあまあ強くて、アスリート枠で来る留学生も多い。サッカーチームはほぼフランスやイギリスから来るヨーロッパ人が占めていたくらい(そもそもアメリカにも一応サッカーがあるんだって話なんだけど笑)。
スライドを使って、生活のルール、アメリカの授業時モラル、緊急時の連絡等々……まあ大体聞いたことがある話だったけど、唯一面白かったのは、アラバマの方言のミニレクチャー! A4の紙に裏表で、「Howdy?」「Y’all」「Fixing」よく使う方言と丁重に意味(というより辞書みたいな書き方の説明)が書いてある。
中には「Fried Chicken Wednesday」というのも。南部の定番家庭料理がフライドチキンで、南部のカフェテリアでは水曜にフライドチキンが伝統らしい。
そしてなんと今日はWednesday!
中国人のVickyが「Alright so now is a little lunch break! Today the caf has a Fried Chicken! Enjoy the south home meal!」
ぞろぞろと昨日湖を見に行った一メンバーでカフェテリアへ向かう。
カフェテリアは見たことないくらいごった返していた。どこからこんなに人が集まってきたのだ!
(この時はまだ授業が始まっていないけど、新入生が入寮した日みたいだった。授業が始まってからの方が、列が曲がりくねり後ろまで伸びる列が2本できるくらい、あり得ないほどの混み方をする)
真ん中に見えるのは黄金のフライドチキン。機械に入れられ、くるくる回っている。見たことがない景色。
みんな好き好きに散らばって、もちろんフライドチキンを選び、横に長いテーブルに10人くらいが一斉に着いた。みんなそれぞれ自分の国の文化とかこれからのイベントについて話し合った。「明日は一年生向けのオリエンテーションがあるみたいだけど行く?」「これから新歓ウィークらしいよ」「今日ジム行ってみない?」
まだ英語には慣れていなかったけど、大勢で話す賑やかなCaf timeは最高だった。


フライドチキンはカリッカリでジューシー。ボリューミー!
フランス人のMatheoは、食にかなりうるさい。皆んなが「うまいうまい」と言って食べても、フランス訛りで「It is good, but!!...」と文句を言うものだから、このMatheoの口癖を皆んなで真似るようになった(笑)。
またSUBに戻り、午後の部が始まった。午後は留学生との交流があったけど、結局仲良くするのは同じGilbert Hallに住むAya、Dasha、Matheo。
オリエンテーションが終わると、「International Houseでアイスを用意しているので、ぜひ来てください!」とアナウンスされた! 最高のサプライズ! 疲れも忘れて、SUBを出ると、大きな池にかかる橋を渡って、Gilbert Hallも通りすぎて、IHouseまでアイスを食べに来た。

こんな大きなバケツアイス! クッキーに、トッピングもたくさん! 紙皿にのせて好きなだけ食べるなんて夢なのか!?😍
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The break of dawn
私は「夜明け」が好きだ。ぼんやり明るくなって、あっという間に太陽が顔を出す、あの光といったら。Dawnという単語は、新たな時代の「夜明け」という意味もあり、とてもポジティブながら暗闇からの新しい兆し、希望みたいな意味があって、お気に入りの言葉。自分もそうでありたい。Make the world look alive. Dawn of new culture.










































































































































