
What I’m made by #4
中学生ぶり2度目のニューヨーク
Contributed by Yuzu Aoki
Trip / 2025.03.21
前回書いたロードトリップから帰ってきたのは、日を跨いで深夜1時ごろ。
ようやくSayakaの家についたのに、アドレナリン全開で全然眠れない……。
早く寝ないと、と焦れば焦るほど目が覚めていく遠足前のあの気分を思い出した。
どうしてこんなにも急いで寝ようとしているのか。そう、次の日は朝5時に起きてNYC行きの飛行機に乗るからだ。
なんでこんな過酷なスケジュールを組んでしまったんだろう、という後悔と、そんなことが気にならないくらいに楽しみな気持ちとでなんとか数時間だけ眠りについた。
朝起きて、Sayakaのママ(私にとってはアメリカのお母さん)が空港まで車で送ってくれた。
朝ごはんまで持たせてくれて、本当に甘えっきり。
アメリカの国内線に乗るのは久しぶりなのに、なんとか安く行きたかったから「乗り継ぎあり」でチケットを購入してしまい、ちょっと不安を抱えたまま保安検査に向かった。
信じられないくらいの列で1時間以上余裕を持っていたのに、中に入れたのは搭乗時刻の数分前だった。
前に乗った時はこんなことなかったのに、前の赤ちゃん連れのパパは哺乳瓶やら離乳食やらの蓋を全部開けて、検査機に一つずつかけられていていた。
やっとのことで飛行機に乗り込んで、乗り継ぎのダラスへ。
ダラスからの乗り継ぎは、欠航になったせいで別便に変更になり予定よりも数時間遅れて目的地の空港に到着。
すでに夜の10時は過ぎており、ここからまた1時間以上かけてホテルまで移動しないといけなかったのだが、疲れ果てていたり、ニューヨークの電車事情に不慣れな私は電車を間違え続け深夜2時ごろにホテルに到着。何も考えずに眠りについた。
ニューヨークは4泊5日の短い旅、なんとか次の日は朝から活動できた。
時差ぼけなのか疲労なのかわからないがとにかく眠い。ホテルをでてすぐのセントラルパークを通りSOHO/NOHOエリアへ電車で移動した。
2日目を写真と一緒に振り返る。

Central Parkから見える街
ちょうど木々が色づいてきた時期だったから、紅葉が見れた。自然の奥に大都会が広がっていると思うとワクワクする。

念願だったLEON’S BAGELS
ニューヨークの食といえばやっぱりベーグル。
下調べで1番出てきたと言っても過言ではないくらい、私のSNSアルゴリズムに徹底的に入り込んできたLEON’S BAGELS。
かわいいだけじゃなくて美味しい。美味しいだけじゃなくてかわいい。そういう飲食店がやっぱり好きで、追いかけてしまう。

ニューヨーク初ベーグル
行列に並んでやっと買えたLEON’S BAGELS。
シンプルな卵、チーズ、ベーコン(カリカリガリガリ)のベーグルで、塩気も抜群にちょうど良くて本当に美味しかった。
ただ朝だったから一度で食べきれずに、包んでバックの中に。残りはおやつの時間にいただきます。

たまたま巡り会った本屋さん
海外に行くと……というか、なぜかニューヨークはやたらと本屋さんを巡りたくなった。
もともと目的にしていた本屋さんに向かう途中に現れて吸い込まれたのがここ。本だけではなくて雑貨もあり、リサイクルショップみたいに売られててカフェも併設。何度も楽しめる本屋さんだった。

Levain BAKERY私に確信をくれたところ
ここについては別で食のインスピレーションの回を設けてたくさん話したいので、スキップ。
次回をお楽しみに!

街の本屋さん
私のお姉ちゃん(2つ上の30歳)と同い年に見えるくらいに若い店主が、本好きそうなおじいちゃんと椅子に座りながら熱く語ってた本屋さん。どんな歳になっても、好きなことに一生懸命っていいよね。

beacon’s closet
系列店も含めて、ニューヨークにいる間に何度も行った古着屋さん。
派手なものからシックなものまでとりあえずかわいいものをぶち込みました! みたいな空間が好きで、気付くとびっくりするくらい時間が経ってるからみんな行く時は空気に飲まれないように要注意だよ。
3日目は朝は少しゆっくりスタートで、MOMAや1日目とはまた違ったベーグル屋さんを楽しんでから、Brooklynエリアへ。
3日目も写真と一緒に。

ファーマーズマーケットのにんじんの山
ファーマーズマーケットってなんか理由もなく惹かれる。とにかくその地域の雰囲気やそこに住んでる人たちの雰囲気を感じられる気がして。にんじんの葉っぱって可愛いけど、スーパーではにんじんの葉っぱを見ることはほとんどないな。いつどこでなくなっちゃうのかなとか考えながらスルー。

緑野菜の山
これ野菜積むやつじゃないよね? と思わせるほど無骨な台車に山盛りに積まれた野菜たち。色の統一感があるってなんかパッと目に留まりやすくて好き。そして本当に新鮮なのはもちろん、こうして見せられるとより新鮮にいきいきと見えてパワーもらえる。

歩くコーヒーショップ
正しくはショップでもなんでもないんだけど、それくらいにはコーヒーカップをたくさん身につけていた。ホカロンの代わりにホットコーヒーを身につけたらあったかい、みたいなテーマだったらとても興味がある。

STRAND BOOKSTORE
赤が目印の大きな本屋さん。カゴがつまれた奥に真剣に本を選ぶ人、緑の脚立。色合いと形とのバランスがとても素敵で、つい撮ってしまった一枚。

STRAND BOOKSTORE ②
蛍光灯の光ってなんだか好きになれなくて、この白くて無機質な感じがどうしても苦手だったけど、露骨にこうやって丸出しにしていたからか、かわいく見えてきた。見せ方によって、印象ってこんなに変わるのかぁ。
4日目は日本でランニングを始めてから、絶対にしようと思っていたCentral Parkでのランニングからスタート。
やり残したこと、食べ残したものがないように、2日目までに行って楽しかったエリアをもう一度。
4日目も写真と一緒に。

Central Parkのリス
国が違うと普段あたり前に見る動物も違うのかと、思わされるくらいにたくさんのリスに出会った。ずっと急いでて、かと思ったら写真みたいにピタッと止まって動かなくなって……私もこれくらいオンオフ付けたいなと思わされちゃった。

MOMAで見たアイスクリーム
とにかく甘いものには目がなくて、MOMAも食べ物関連の作品ばかりに目がいってしまった。
これはどんどんアイスが溶けていく様子が動画で流れているんだけど、溶けて崩れていくアイスもかわいいなぁ。ケーキの写真とかも、意外とちょっと食べられているくらいがかわいかったりするよね。

MOMAにいたご夫婦
私が何か見逃していただけで、この2人を含めて作品なのかと思うくらい素敵な背中だった。こんなにも安心して身を委ねて、特に会話をするわけでもなくただ作品を眺めている様子はなんとも言葉にできない感情になった。

Ess-a-bagel
このベーグル屋さんはずっと行列で、それでも期待しちゃうくらいにまずショーケースの中が夢みたい。クリームチーズだけでも何種類もあり、野菜もハムもチーズもありとあらゆるものがあって、お気に入りの組み合わせを見つけるのは、ここに何日か住まないと難しそう。とにかくシンプルなベーグルにたっぷりと中身を詰めてくれるから、満足度も抜群。絶対一回は行ってほしい。

BrooklynのDUMBOでやっていたフリーマーケット
ここに入ってる時計は確か10ドルか20ドルくらいだったんだけど、時計の可愛さももちろん、ここからお宝発掘するぞー! の楽しさに半分お金を払っている気持ちだった。一応お気に入りの1人に出会えて連れて帰りました。

時計お宝探しと同じお店にいたスヌーピー
スヌーピーってたまに読むと心がちょっとスッキリするなって思い出して、本で読んだことがなかった私は、せっかくだから連れて帰ろうかと思って3冊まとめてお買い得にお持ち帰りました。

DUMBOのフリーマーケットの外
なんとなく、全体の色味が可愛いなと思って撮った写真だけど、見返すとほとんどの人がポケットに両手を突っ込んでいて、なんだか不思議な写真に早変わりした一枚。

DUMBOから見えるマンハッタンブリッジ
ブルックリンブリッジを歩いてDUMBOまで来たから、こんなにも1日で大きな橋にたくさん出会うことはなくて、なんの橋か一瞬わからなくなった。ただ、ここに差し込んでくる夕日が綺麗でこの道がすごく特別な場所に感じた。

フリーマーケットを抜けてすぐの本屋さん
お店の横を通る人のおかげでずっと景色が変わり続けてる可愛い本屋さんだった。子供向けの本もたくさんあったせいか、店内もカラフルで癒された。

ほんのちょこっとTimes Square
ニューヨーク生活はあまりにも毎日歩き回りすぎていたから、本当にずっとずっと人で溢れているTimes Squareに長く居座ることはできず、ちょっとだけ通過。でもやっぱりこれがニューヨーク! って感じがして、ちゃんと来て良かった。中学生の時に来た時は全部のものや人が倍に見えたな。当時と身長は変わっていないはずなのに。
5日目最終日は、朝の3時起きでMetroを使って空港へ。
なんで私の旅は、いつも計画するときはこんなにも無謀に思えないのに、いざ現実が来ると突然チャレンジングなものになっているのか不思議になる。
帰りはラスベガスで乗り換えてLAへ帰還。
5日目の最終日も写真と共に。

Central Parkで夢の朝ラン
ランニングを始めてなんとなくずっと夢だったCentral Parkでの朝ラン。想像以上にいっぱいの人が走ってて、気持ちよかった。荷物を増やせなくて、スニーカーはadidasのsambaだけだったから足がガックガクに疲れた。

やっとニューヨークでピザ
ピザは食べとかないと! ってことで友達が教えてくれたピザを食べに。生地が薄くて食べやすくて、トマト感たっぷりで大満足。こうゆう時ってなんか王道のものを頼んじゃうよね。

SOHO(たぶん)のカフェ
通りすがりに外でみんなでテーブル並べて食べてる姿が可愛くて撮っちゃった。道にはみ出していてどこからがお店かよくわからないくらいだったけど、こうやって陽を浴びながら食事ができるって1番いいよね。

ニューヨークを感じた
当然道の途中で円筒からもくもく煙が出てる様子を見て、なぜか私は“ニューヨークだあ”と感動。理由はわからないし説明もできないから、共感してくれる人がいたら嬉しいし、一緒に言語化したい。

番外編 帰国日のEss-a-bagel 再び
LAに戻る前日にもう一度Ess-a-bagelで朝ごはんを調達。
ブルーベリークリームチーズのベーグル。多分またニューヨークに訪れた時に来るんだろうな、と思う場所リストに追加。
嵐のように去っていった4泊5日のNYC旅。
直前まで、飛行機やホテルが思ったよりも高くて、いくかどうか迷っていたけど、帰ってきて本当に行ってよかったと思った。
中学生の頃、海外派遣団として半日ほどニューヨークの観光をしたけれど、その時感じたものとは全く別のものになっていた。
アメリカ、という国の中でも街並みや人、時空までもが違うと思わされるほどの違いに圧倒され、正直、前回来た時よりもニューヨークという街に惹かれている自分に気付いた。
さて、長くなりすぎてしまったのでこのへんで。
自分の力でまた帰ってこられる時を楽しみに。
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Yuzu Aoki
1996年東京生まれ、湘南在住。大学3年生の時に大学を休学し、1年間ロサンゼルスでインターンシップの経験あり。休日はサーフィンやキャンプなど自然を感じながらゆったりと過ごすのがすき。興味や好奇心に素直に行動する、自由でアクティブな旅先でのライフスタイルなどをお届け。










































































































































