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ROADSIDE STORIES #1 / LOVABLE USELESS #2
史上最長のロードトリップ
Pick from anna magazine
Photograph: Ken Goto
By / 2020.08.26
旅といえばロードトリップ。出発地と目的地だけ決めて、あとは気持ちのおもむくままに、車を走らせる。anna magazineはそんなたくさんしてきました。ROADSIDE STORIESでは、その中から特に印象に残った旅を振り返ります。旅から帰った後に思い出話が止まらないのがいいロードトリップだよね!
さあ計画を立てよう。西から東へ? 東から西へ? なんとなくゴールは日本に近い方がいいかな。ゴールしたときに綺麗な夕日が見える場所がいい。そう考えていたらふと頭に浮かんだのが、ニューヨークをスタートして最終目的地はロサンゼルス。出発地と目的地が決定したあとに決めるのはどんなルートを通るのか。地図とにらめっこしながら立ち寄ってみたい街にマーキングをする。今度はそのマークを線で結んでいく。そうするとニューヨークからロサンゼルスが点と線で結ばれてそのルートがだんだんと決まっていく。
今回の旅の日程は20日間。さあこのルートで計画通りにゴールにたどり着くことはできるだろうか? そんな不安を残しながらニューヨークへ。渋滞するマンハッタンをスタートしてから何回ガソリンスタンドに寄っただろう。そして何人の人にどこから来たんだ? って聞かれただろう。何度も雨に打たれて、綺麗な夕日をどのくらい眺めただろう。窓から流れる風景を眺めているうちにロードトリップがただ移動するだけの旅ではないことに気がつくのだ。
太陽は昇りそして沈む。それはその日が終わることを意味する。私たちは地球という惑星の上に存在し、目の前に広がる風景は、その惑星の岩肌の一部を垣間見ているような気分になる。なんて自分って小さいんだろう? 忙しい毎日を過ごし、あっという間に流れる1日の長さをこうして身を持って体験したことがあっただろうか? そしてちっぽけな自分に気がついたことがあっただろう。いろいろな街を訪れ、普段見られないような風景もたくさん見ることができ、楽しい経験もできた。多くの人たちと出会えたこともとてもいい経験になった。目的地のベニスビーチではなんだか新しい自分と出会えた気がした。
この旅では、多くの街を訪れ、多くの人たちと出会い、世界の広さを知ることになった。特にアメリカの真ん中あたりは今まで訪れたことがなかった場所で、延々と続く農場や砂漠の景色の中にポツンと町が現れるのが不思議だった。でも、そこにも確かに人々の暮らしがあって、笑顔があって、人の数だけ幸せのカタチがあることを実感した。本当の意味での旅の醍醐味を知ったロードトリップ。もう二度とあんな経験はできないんだろうなと思いながら、私は新しい経験を求めて、また旅に出る。
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anna magazine史上最長のロードトリップ
『anna magazine』vol.09のロードトリップはanna magazine史上最長のロードトリップとなった。アメリカの東端ニューヨークから西端ロサンゼルスまで、ノンストップで駆け抜けた20日間は今振り返っても最も濃密な体験だった。当時、旅を終えた私はこんな風にアメリカ横断を記録していた。
「いつかはやってみたい! そう思っていたアメリカ横断の旅をすることを決意した。なにもない乾いた砂漠の一本道をひたすら走る。ガソリンを入れて適当なダイナーでご飯を食べて、大きなコーラとビーフジャーキーをむさぼりながらまた走る。やっとたどり着いたモーテルでベッドに潜り込む。そしてまた朝日と共に走り出す。そんな映画で見たような憧れのロードトリップ。
ニューヨークからロサンゼルスへ
さあ計画を立てよう。西から東へ? 東から西へ? なんとなくゴールは日本に近い方がいいかな。ゴールしたときに綺麗な夕日が見える場所がいい。そう考えていたらふと頭に浮かんだのが、ニューヨークをスタートして最終目的地はロサンゼルス。出発地と目的地が決定したあとに決めるのはどんなルートを通るのか。地図とにらめっこしながら立ち寄ってみたい街にマーキングをする。今度はそのマークを線で結んでいく。そうするとニューヨークからロサンゼルスが点と線で結ばれてそのルートがだんだんと決まっていく。
今回の旅の日程は20日間。さあこのルートで計画通りにゴールにたどり着くことはできるだろうか? そんな不安を残しながらニューヨークへ。渋滞するマンハッタンをスタートしてから何回ガソリンスタンドに寄っただろう。そして何人の人にどこから来たんだ? って聞かれただろう。何度も雨に打たれて、綺麗な夕日をどのくらい眺めただろう。窓から流れる風景を眺めているうちにロードトリップがただ移動するだけの旅ではないことに気がつくのだ。
新しい自分と出会う。
太陽は昇りそして沈む。それはその日が終わることを意味する。私たちは地球という惑星の上に存在し、目の前に広がる風景は、その惑星の岩肌の一部を垣間見ているような気分になる。なんて自分って小さいんだろう? 忙しい毎日を過ごし、あっという間に流れる1日の長さをこうして身を持って体験したことがあっただろうか? そしてちっぽけな自分に気がついたことがあっただろう。いろいろな街を訪れ、普段見られないような風景もたくさん見ることができ、楽しい経験もできた。多くの人たちと出会えたこともとてもいい経験になった。目的地のベニスビーチではなんだか新しい自分と出会えた気がした。
旅の醍醐味
この旅では、多くの街を訪れ、多くの人たちと出会い、世界の広さを知ることになった。特にアメリカの真ん中あたりは今まで訪れたことがなかった場所で、延々と続く農場や砂漠の景色の中にポツンと町が現れるのが不思議だった。でも、そこにも確かに人々の暮らしがあって、笑顔があって、人の数だけ幸せのカタチがあることを実感した。本当の意味での旅の醍醐味を知ったロードトリップ。もう二度とあんな経験はできないんだろうなと思いながら、私は新しい経験を求めて、また旅に出る。
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。
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