喧騒的でアットホームな街

WE LOVE SHIBUYA #7 / LOVABLE USELESS #90

喧騒的でアットホームな街

Contributed by ROSE BUD

By / 2021.01.20


常に新しいカルチャーが生まれ、交錯し、動き続けるミクスチャーな街、渋谷。かつてROSE BUDを象徴する路面店が、明治通りで個性を放っていた「渋谷」という街のイメージとは? 今回は、ROSE BUD ルミネ池袋店ショップスタッフのMoe Takahashiさんの「渋谷」。



学生時代に刺激を受けた場所




少し前までは“渋谷=ギャルの街”という少し怖い印象だった渋谷。けれど、今では"大人も若者も一緒に楽しめる明るい街!"という印象に変わったような気がする。渋谷を歩いている人のファッションも盛り盛りのヘアスタイルにばっちりメイクのギャルから、モダンで大人っぽいファッションに変化してきている気がする。

表参道の服飾専門学校に二年間通っていた時期には、よく渋谷で友人とショッピングをした。当時私は古着ファッションに夢中で、学校帰りに原宿から渋谷にかけて何店舗も古着屋巡りをしていた。可愛い洋服や雑貨を集めては飾って、飾ってはまた買ってを繰り返していたっけ(笑)。
その頃の渋谷のファッションカルチャーといえば、109を中心としたの"ギャルファッション"というイメージだったけれど、少し裏道に入ると、おしゃれなリサイクルショップや古着屋なんかがたくさんあってとてもわくわくしたことを覚えている。

最近では“宮下パーク”がオープン。ハイブランドからセレクトショップ、屋上にはスポーツが楽しめるスペース等まであって、今までの渋谷のイメージがひとつになった施設だと感じた。

渋谷で思い出に残っているスポットは生地専門店の“TOA”。学生時代とてもお世話になった場所なのだ。渋谷に行くときは必ずと言っていいほど毎回、足を運んでいた。お店の雰囲気も都会の喧騒を忘れさせてくれる温かくアットホームな空間でとても好きだった。お店に顔を出すと毎回笑顔で店員さんが話しかけてきてくれるので、おばあちゃん家に行くような感覚で通っていた気がする(笑)。とても気さくな店員さんで生地を買うと必ず「友達にあげてね!」と束になった割引券を渡してくれたっけ。





渋谷の街からはファッションのインスピレーションをたくさん受けた。専門学校に通う前にはほとんど渋谷に行ったことがなかったけれど、渋谷のホットスポットやこの街のトレンド、昔ながらのカルチャーに実際に触れてみて、古着からハイブランドまで幅広いファッションが行き交う渋谷で日々を過ごすうち、いつの間にかとても魅力的な街なんだと感じるようになった。

Profile



Moe Takahashi(ROSE BUD Shop Staff)


ROSEBUD ルミネ池袋店所属。店舗ではシューズ担当として活躍中。趣味 アクセサリー集め、韓国ドラマ鑑賞。
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