愛されたクルマたちの集積場

LOVE OF THINGS #2 / LOVABLE USELESS #23

愛されたクルマたちの集積場

Contributed by anna magazine

By / 2020.09.30



世界中に散らばる、なんだかよくわからないけど、ついつい気になってしまう「愛すべきモノ」、「愛すべき場所」。バカバカしくて笑ってしまうものから、まるで芸術作品のようなもの、哀愁感じる場所まで、一度見たら忘れられなくなる愛に溢れたあれこれを紹介します。



愛されたクルマたちの集積場




何をするにもクルマが必要なアメリカ。家庭に一台じゃなく、家族一人ひとりひ一台ずつが当たり前なこの国でもっとも愛されているもののひとつはクルマだろう。そんな愛車ともいつか別れなければいけないときがくるのだけど、手放された愛車の行き場を知っている? 愛されたクルマたちが集まるアメリカらしい場所をのぞいてみた。



ディーラーでピッカピカの新車を買ってずっとずっと乗り続けて、だけどそろそろ故障も多くなってきたし、乗り換えどきかなって下取りに出したクルマが整備されて、新しいオーナーの元へ。さらにまた何年かその新しいオーナーに可愛がられたクルマが、最近免許を取ったばかりの息子に譲られた。オーナーが何人か替わり、このクルマも故障が増えてきたし、もうお役ごめんかなー? ってなったときの行き場所はここ。いわゆるジャンクヤード。使い古したクルマが集まるところ。本当ならスクラップにして再生できる鉄やほかの部品は粉々にして再利用されるんだけれど、ここに集まっている廃車はそのまま置かれ、お客さんの欲しいパーツがあればその場で外して買える。もちろん1台まるまる買い取ることも可能。そんなジャンクヤードだからこそ、その昔に活躍した古く珍しいクルマも見ることもできるのだけど、ジャンクヤードで見るクルマたちがこんなにも絵になるのはどうしてだろう? ここはニューメキシコ州ロズウェルの街の入り口にあったジャンクヤード。



ジャンクヤードに出会ったら素通りできずについつい眺めてしまう。




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