デトロイト在住のアートパフォーマー

GOOD GUYS #3 / LOVABLE USELESS #63

デトロイト在住のアートパフォーマー

Pick from anna magazine

Contributed by anna magazine

By / 2020.12.02


anna magazineが出会った愛すべき人々。たくさんの人とのかけがえのない出会いが、さらなる旅へと私たちを誘う。そんな自分だけの世界をもった彼女たちが心を動かされたものたち。過去に出会った愛すべき女の子たちのインタビューを紹介。



また旅に出たい。でも帰ってくる場所はこの街




4年前、anna magazine vol.9の取材インタビューに答えてくれた愛すべき女子は、アートパフォーマーとして活躍しているサーシャ。



「シアトル出身。デトロイトには都市型の畑があるって聞いてヒッチハイクをしながらたどり着いたの。今じゃ街が気に入ってしまってそのまま住み続けてもう5年になるわ。いい人が多いし、近所を歩いていてみんなハーイ! って挨拶してくれるしね」そう話してくれた。



2013年に財政破綻をしたデトロイト市。その影響もあり土地の値段は全米で一番安い場所になったこともある。現在ではそんな安い土地を求めて若いアーティストたちが移り住むようになり、街はだんだんと活気を取り戻しつつある。「デトロイトはアーティストが住むには最適だと思うわ。家賃が安いしね。ウェイトレスをやりながら自分の活動としてパフォーマンスをしている。ダンス、ブレイクダンスも。それにいろいろな物をミックスしたパフォーマンスをしているわ。ブレイクダンスとピエロをミックスさせて踊ったりしているの」ここ数年で街の様子も大きく変わってきているという。



「私が引っ越してきた5年前と比べると、この街は大きく変わったと思うわ。ここ数年で多くの若い人たちが引っ越してきた。私のように旅をしてこの街にたどり着いた人も多いわ。これからはウェイトレスではなくて自分のパフォーマンスでもっと稼げるようになったらいいなって思っている。そうしたらモントリオールにあるピエロの学校に通いたい。サーカスのね。いつも新しいことにチャレンジしたいし、ブレイクダンスとピエロをミックスさせたパフォーマンスがしたい。旅が好きだから旅にも出たいわね。でも帰ってくる街はデトロイトって決まっているの」


Sasha Vulovic
シアトル出身、5年前にヒッチハイクの旅をしてデトロイトにたどり着く。アーティスト、ミュージシャン、パフォーマーとして活躍中。現在はデトロイトを中心にイベントやアートパフォーマンスのショーでブレイクダンスとピエロの要素をミックスしたパフォーミングで表現を続けている。
※2016年の取材を元に記事にしています。


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