23.8.28/29
PRINCESS CUP #2
Photograph:Shin Hamada
By / 2023.10.27
ウィンドサーファーガールが全国から集結。
それぞれの風をつかんだ、真夏のレース。
それぞれの風をつかんだ、真夏のレース。
ウインドサーフィンと言えば、ビーチで海を眺めていると必ず目に入ってくるマリンスポーツのひとつ。ヨットのようにセイルを使って風の力を利用し、勢いよく海の上を滑っていく自由な姿を見て、いつかは挑戦したいと思っているビーチガールも多いのでは?
全国にはウインドサーフィンを愛する女性たちが実はたくさんいます。8月末マリンアクティビティをサポートする活動を積極的に行なうアウトドアブランドHELLY HANSENが協賛する、女子ウインドサーフィンの大会「プリンセスカップ」にそんなウインドサーフィンを愛するビーチガールたちが集結。
今大会の実行委員長・戸田千晴さんと運営チームの河村奈子さんに大会を終えての率直な感想をanna magazine編集部がインタビューしました。
Qプリンセスカップはどんな大会ですか?
レディースだけが参加するウインドサーフィンの大会です。大学生が対象で、全国からウインドサーフィンが大好きな女性たちが集まって交流する場でもあります。
Q今年は全国からどれくらいのチームが参加しましたか?
全国から23大学の参加しました。多くが関東や関西の大学ですが、九州から鹿児島大学も参加してくれました。
Qふたりは運営兼選手として今回参加されてましたね。
戸田さん:
予想はしていましたが、思った以上に大変でした。スマホには常に運営チームから連絡がきているし、でも、自分のレースにも備えないといけなくて。本部とレース行ったり来たり。いつものレースであれば把握している情報も確認できないまま、レースに臨むことになって大変でした。そのせいか、今まで負けたことのない後輩にもレースで負けてしまって、本当に悔しかったです。でも、運営も頑張らなきゃなので凹んでもいられない状態でした(笑)。
河村さん:
私もレースと運営の両立は大変でした。真夏のレースなので熱中症のケアを重点的に意識。選手として出場している時にも猛烈な暑さを感じていたので、体調が悪くなってしまう選手が出ないよう、大会を無事に終わらせられるように気にしながらの参加でした。
Q主催運営側に立ってみてどうでしたか?
他の大会と違い、プリンセスカップは協賛費用をより多く集めないといけない大会だったので、広報活動に時間がかかりました。誰もが知っている大会というわけではないので、はじめてご一緒する企業の方にはイチから大会の説明と自分たちの想いを伝えて、理解していただくために、できるかぎりコミュニケーションをたくさんとるようにしました。
Q大会当日はどのような思いで臨みましたか?
戸田さん:
一年生の時からプリンセスカップには参加していて、ウインドサーフィン女子には夏の一大イベント、楽しい大会というイメージでした。運営するからには、みんなにそういう気持ちを感じて欲しかったので、一昨年も昨年も素晴らしい大会でしたが、それを超えられるような大会にしようという意気込みで臨みました。
河村さん:
レディースにとってこの大会は一年で一番楽しみっていう人もいるくらいで、全国の学生の交流の場にもなっているので、レースだけではなくそれ以外の時間も楽しんでもらえるような大会になることを意識しました。
Q振り返ってみてどんな大会になったでしょう?
戸田さん:
去年からバージョンアップした大会にしたくて、運搬車のハイエースでそのまま会場に入れるようにしたり、熱中症予防の対策もしたり、参加選手にとって居心地のいい大会にできたんじゃないかなと感じています。選手がよりレースに集中できるよう、より楽しんでもらえるように運営したことを評価してもらえたと思います。
河村さん:
大会中も、終わってからも「とても楽しい大会だった」と言ってくれる参加者が多くて、運営メンバーとして本当にやって良かったなと思いました。
Q大会で一番嬉しかった瞬間は?
戸田さん:
もちろん、「大会楽しかった!」という声は嬉しかったです。参加している同学年の選手はみんな友達みたいなんですけど、その子たちから「実行委員長おつかれさま」って言ってもらえたのがなによりも嬉しかったです。
河村さん:
私は「今年の協賛品すごいね!」って言ってもらえたのが嬉しかったです。協賛については、長い時間をかけて進めていったことだったし、「大会に来て良かった」って言ってくれる人が多くて、すごく嬉しかったです。
Q二人が思うウインドサーフィンの魅力とは?
戸田さん:
レディースの人口はまだ少ないですが、その分色んな大学の選手と親密になれるし、すぐに仲良くなれます。あとは、自然の中で行うスポーツというのも魅力だと思います。私もですが、大学に入ってからウインドサーフィンにチャレンジする子がほとんどなので、みんなで一緒に上達していけるのもいいところかもしれないですね。
河村さん:
私がウインドサーフィンをはじめたのは、ひとりで海に入れて、海を独り占めできるっていう謳い文句だったんですが、はじめてみたら本当に奥が深いスポーツで、そこにのめり込んでいきました。色んな道具があって、それを理解しなきゃいけないし、自然を相手にするので海面の状況を確認して判断する力も、体力も必要。試されることがたくさんあって、それをクリアしていくのが楽しいです!
Q最後に、この記事を読んでウインドサーフィンに興味をもったビーチガールにメッセージを。
戸田さん:
今はデジタル社会でみんなスマホ疲れとかもあると思うんです。でも、海に行くだけでストレスは無くなるし、健康になれる。日焼けしたくないなって子もいるかもしれないけど、海にいた方が元気、パワーをもらえると思いますよ。海をライフスタイルに取り入れられるスポーツなので本当にオススメです。
河村さん:
正直お金がかかるスポーツではありますが、それ以上に全国に友達ができることが大きいと思います。自分のクラブだけじゃなく他大学とも一緒に練習する機会も多くて、切磋琢磨できる本当の友達ができるのが魅力。海も気持ちがいいですし、いいスポーツだなと思います。
ひと夏をウインドサーフィンにかけた二人の熱い思いが伝わってくるインタビューでした。anna magazineも、今大会のようなイベントを盛り上げ、 目標に向けて頑張る女性たちの応援を続けていきます!
Brand:
HELLY HANSEN
「水と共に生きる。」をコンセプトに、海から山まで幅広いアウトドアシーンに対応したアイテムを展開。
https://www.goldwin.co.jp/hellyhansen/
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。