NO BORDERS!
Where Are You Going?
これ着て、どこ行く？
#1 Mao Mitsui
Photo: Shinsaku Yasujima
Text: Aika Matsuzaki
By / 2021.03.31
「好きな服で、好きな場所に行く」
それって、めちゃくちゃ幸せ感じる瞬間だよね。
今回は、ROSE BUDがいま気になっているあの人に、
「好きな服を着て、どこ行きたい？」そんな話を聞いてみました。
好きな服と、好きな場所。
ノーボーダーな「好き」を語る幸せ、おすそわけします。
Mao Mitsui
is going to……
Ozaki Flower Park
is going to……
Ozaki Flower Park
——あなたのこと、教えてください。
モデルをしています。3年ほど前にケータリングサービスをはじめました。コンセプトは、「心もカラダも喜ぶ」フード。例えばオーガニックのハーブやスーパーフード、安全で自然な甘味料、植物由来のナチュラルカラーを使用したグラノーラやCBDオイルを使ったグルテンフリーのクッキーなどを扱っています。アレルギーの人も食べられたり、食べることでリラックスできたり、そんなフードを提供していきたいなと思っています。
——モデルさんと二足のわらじ、すごいですね。ヘルシー志向になったキッカケがなにかあるんですか？
そうですね、やっぱり健康が一番だなって思って。もちろん自分自身も健康でいたいんだけど、なにより人にも健康でいてほしいんです。食べ物ももちろんですが、カラダもココロも。ヘルシー志向とはいっても、実際はなんでも食べますよ。タコスだって、ポテチだって。……で、食べすぎたぁと思ったら、ワークアウトして。ガチガチにストイックにやりすぎても、逆にストレスになっちゃうから。やっぱりバランスが大事、かな。
——どうして「オザキフラワーパーク」を選んだんでしょう？
昔から植物を見るのが好きで、いつかは来てみたかった場所だったんです。お気に入りの服で、来たかった場所に来られて、今日は最高です！ 普段もお花や植物を売っているのがちらりと視界に入ると、つい引き寄せられてふらりとその店に入っちゃいます。そんな寄り道をしているうちに目的地にたどり着けなかった、なんてことも（笑）。友達にお花をプレゼントすることも多いのですが、贈る人をイメージしながら似合いそうなものを選ぶのが好きです。
——どんな植物が好きですか？ こんなのをつい買っちゃう！ みたいな。
南国系の植物が好き。いつも買うのは、切り花や鉢植えグリーンですね。だから、今回は鉢植えのお花にたくさん出会うことができて、めっちゃテンション上がってます。今日は、「ラベンダー with LOVE」って名前のフレンチラベンダーを買いました。名前が最高にかわいいって思って（笑）。育てるのが楽しみです。
——南国系、麻央さんのイメージにぴったりです！
洋服も、LAとかあったかい場所のブランドを選ぶことが多いかも。好きなものだらけでスタイリングしたら、気づいたら「オール南国発信ブランドだった！」なんて日もあったり（笑）。あたたかい地域のゆるさとか自由さに、自然と惹かれているのかもしれませんね。
——今日のコーデのポイントを教えてください！
春っぽいカラーのパンツです。あと、植物に囲まれることを意識して選んだスウェットは、大好きなブランドのもので、手作業で染めやプリントをしていて地元のオーガニック農園をサポートしたりとてもエシカルでかっこいいんです。普段は結構、メンズっぽいスタイルが多くて。メンズレディスの境目がないアイテムを着がちなので、女の子っぽさも少し意識しました。
——このパンツ、CREOLME別注のラングラーなんです。
シルエットと色が、とてもキレイ。脚長に見えるし！ 色は、ちょっとチャレンジしました。いつもは黒やネイビーが多くて。まあ、派手なものも着ることは着るんですけど。こんな感じの明るい水色は初めてです。「かわいい！」と思って。普段着ない系のものをたまに着てみると、なんだかテンション上がるじゃないですか。外出も最近あまりしないから、お出かけ気分も楽しめるかなって。
——普段のスタイリングのこだわりは？
バランス、かな。食べ物と同じ。例えばスウェットのボトムだったら上は少し体の線をひろうような、ピタッとしたものや、丈の短いものとか、女性らしいものを選んだり。今日は上がカジュアルなスウェットだから、下をキレイめに。
——この春夏にしたいファッションは？
かわいいタンクトップをたくさん集めたいです。タンクトップっていつも下着の線が気になるから、あんまり持っていなくて。でも去年ROSE BUDのベージュのカップ付きのタンクを購入して愛用していました。そんなお気に入りに、今年も出会いたいです。普段からラフな格好ばかりで、オンオフ感があまりないのもあって……。ひとつのアイテムを、じっくり育てる派です。この服で仕事もするし、寝るときも着るし、みたいなのも多くて。どれだけ薄くできるか、じゃないけど（笑）。乾燥機で洗濯しまくって、育てて、古着っぽく育てたい願望があります。洋服を買うときは、「かわいい！」というものより、長く着られるものや育てられるものを買ってしまいますね。
——洋服を育てる……素敵です！ 「お気に入りの服を着て、お気に入りの場所に行く」ことの楽しさって、なんでしょうか？
テーマを設けておしゃれするって、楽しいですよね。植物を見に行くならこれ、エコなワークショップに行くならこれ、クラブに行くならこれ…って。そのときのために選んだ服だからこそ、気分を上げてくれる。なんだろう、ワクワク感とモチベーションがさらに上がる感じ。いい思い出が、もっといいものになりそうですよね、好きな服を着てると！
——最後に。「つい集めちゃう」アイテムは？
洋服だったら、スウェットとTシャツですね。ホントに好きだから。それ以外では、レコードかな。古いのも新しいのも構わず、「好き」というインスピレーションだけで少しずつですが集めています。あとは、スニーカーやエコボトルも。エコボトルは、もはやファッションの一部。その日の気分で替えています。それこそつい集めちゃうモノ、なのかも。
PROFILE
三井麻央
モデルとして活動する傍ら、ケータリングサービス「BAD BAD NOT FOOD」を主宰。YouTubeでは自身のメンテナンスやワークアウトを披露したりと、ヘルシーなライフスタイルにも注目が集まる。ファッション軸では、メンズライクなアイテムをベースにしたスタイルが得意。
IG：@mao_mitsui
PICK UP ITEM!
（CREOLME）
1960年の誕生以来、多くのファンを魅了し続けているロングセラーのモデルから登場したCREOLME別注アイテム。レディスラインでは、ストレッチツイル素材ならではのワークウエアを彷彿とさせるカジュアル感と、女性の体型に寄せた腰回りのフィット感を実現し脚を美しく見せるキレイなシルエットを両立。
SHOP DATA
「園芸ファンなら知らない人はいない」といわれる、都内屈指の大型園芸店。まるで植物園かと見まちがうほど広大な店内には、年間通じて10万品種にもおよぶ植物を展示・販売。
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ROSE BUD
アメリカ、ヨーロッパを中心に世界中から、独自のフィルターを通しセレクトされたカジュアルウェア、シューズ、アクセサリー、バッグなどのフルアイテムが揃う。ブランド名は、バラの蕾＝ROSE BUDから。
