Special Collabo Project Back Story<br/>スペシャルコラボプロジェクトの裏側 #2<br>

Special Collabo Project Back Story
スペシャルコラボプロジェクトの裏側 #2

Contributed by anna magazine

By / 2021.03.03

CREOLMEとanna magazineが大切にしている、「古くてチャーミングなもの」を新しい視点で、モダンにアップデートしてみんなとシェアしたい! そんな思いから始まったこの企画。CREOLMEデザイナー兼ディレクターの工藤三咲さんが愛してやまない「純喫茶」「おもちゃ」「町中華」「銭湯」4ジャンルの魅力をたっぷり取材(取材記事はこちら)し、訪れたそれぞれのお店とコラボレーションが実現!CREOLMEのルーツである「Vintage」と「Street」が融合したスペシャルなTシャツとロンTの制作の裏話をお届けしています。(Back Story #1はこちら)

プロジェクトがスタートし、取材が無事終わっていよいよコラボアイテムの制作に突入!いつもは見られない、CREOLMEの制作風景の裏側をチラ見せ!




溝口:今回、工藤さんの好きな「純喫茶」「おもちゃ」「町中華」「銭湯」の4ジャンルのお店に取材に行きましたが、どうでしたか?

工藤:どのお店も本当にかわいかったです。自分が好きな4つのジャンルなので、どこも本当に楽しかったんですが、セレクターの方たちのお話に加えて、お店の方のお話もすごく印象的で。いつからここにあって、どんなこだわりがあって…っていうお話を聞いていると、どのお店もなぜ長く愛されているかが本当によくわかりました。



溝口:順番に取材店舗のお話を聞かせてください。まず始めに行った小岩の純喫茶『木の実』さんはどうでしたか?

工藤:本当に店内が可愛くて。まず、床が市松模様なんです。そこがもうかわいい。それで、窓際に、グリーンの椅子に花柄のクッションの置いてある席があるんです。そこが本当に可愛くてそこのフォトをTシャツに使いました。それに、マスターの山本さんがキュートでしたね。

溝口:お店の歴史やおすすめメニューをたくさん教えてくれましたよね!先代から続くお店や小岩の当時の話を聞けるのは貴重な経験でしたよね。

工藤:本当に、続けてきたからこそのオリジナルな魅力がありました。



溝口:続いて、下北沢のアンティークトイショップ『soundsgood』さんはどうでした?

工藤:大興奮でした!もともとジャンクトイが好きで、Containerでも連載で自分のトイコレクションを紹介してたくらいなんです。(LOVABLE USELESS Junk Box #7 「愛しのヴィンテージトイ&雑貨」)
だから、本当にあのおもちゃが壁一面に並んでる感じがすごく楽しくて。プライベートでお買い物いしちゃいましたもん(笑)。

溝口:実は、私も(笑)。探してたものがあって、それを伺ったらあるというので!見つかってすごく嬉しかったです。

工藤:おもちゃ屋さんって、宝探しをしてるみたいなですよね。それは決して役に立たないけど、かわいくてつい買っちゃう(笑)。soundsgoodさんは、オリジナルのキャラクターがかわいくて、絶対Tシャツに使わせてもらいたい!と思いました。

溝口:おもちゃ屋さんのオリジナルキャラクターって素敵ですよね!



溝口:次に吉祥寺の中華屋『みんみん』さんはどうでしたか?

工藤:お店についてまず、看板の『みんみん』の文字がかわいくて。あと外に置いてある食品サンプル!もともと、居心地のいい昔ながらの居酒屋も大好きだったんですが、町中華も好きで、『みんみん』さんはお皿の色合いとかも可愛くて、お皿にドーンと乗った餃子をTシャツに使わせてもらいました。

溝口:見てるだけでお腹が空きますね(笑)。大胆なフォト使いがCREOLMEらしいなと思いました。

工藤:ドーン!って感じですよね(笑)。でも、それがかわいい。





溝口:最後の大崎の銭湯『金春湯』さんはどうでしたか?

工藤:『金春湯』さんは、金春湯って大きく書いてる煙突があるんです。取材前からそれがかわいいなと思ってたんですが、取材させてもらったら浴室の色も全部可愛くて。なんでもない蛇口一つとってもかわいいな〜と思ってすごく迷いました。取材では、煙突を間近で見せてもらって感動しました!

溝口:迫力がありましたよね!1950年から今の場所にあるという歴史の長さにも驚きました。



溝口:CREOLMEでは、フォトTやロンTをよく作られていますね。いつもどのように構想してデザインするんですか?

工藤:そうなんです。フォトTはよく作らせてもらうのですが、フォトのインパクトを大切にしたいと思って、なるべくデザインはシンプルに。今回で言えば、それぞれのお店のロゴが本当にかわいかったからそれを使わせていただいてフォトと組み合わせました。ボディの色は合わせやすいように白と黒が基本ですが、コラボレーション店舗によってはカラーを入れてみたりと、CREOLMEらしいアイテムになったかなと思います。

溝口:anna magazineも写真の力をとても大切にしていて、いままでに何度もフォトTを制作してきました。それで今回『古くてチャーミングなもの』というCREOLMEとanna magazineが大事にするテーマで一緒に作ることができて、とても「らしさ」のあるアイテムになったと思います。

工藤:はい、今回コラボレーションアイテムを制作する前に、実際に自分が取材させていただいて、それぞれのお店のお話を聞いたからこそ、このフォトセレクトになりました。見た目のかわいさだけじゃなくて、そのバックストーリーを知ってデザインすることはすごく貴重な経験でした。今回『古くてチャーミングなもの』は、『誰かのとっておき』で、『誰かに長く愛されてきたもの』でもあることがよくわかって、自分がヴィンテージのものや古いおもちゃ、昔からやっているお店に無意識にトキめく理由がわかりました。それをアイテムからも感じてもらえたら嬉しいです!



CREOLMEとanna magazineの大切にする『古くてチャーミングなもの』の魅力のいっぱい詰まったアイテムがいま続々と出来上がっています…!
第三回は、ついに完成したアイテムを公開します。お楽しみに!

※撮影時のみマスクを外しています。


My Favorite Thingsのアーカイブはこちら

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