24.8.26
PRINCESS CUP 2024 #2
Photograph:Shin Hamada
By / 2024.10.30
24.8.26
PRINCESS CUP vol.2
夏の暑さに負けない、
ウインドサーファーガールたちの熱いレースが繰り広げられた
プリンセスカップ2024。
PRINCESS CUP vol.2
夏の暑さに負けない、
ウインドサーファーガールたちの熱いレースが繰り広げられた
プリンセスカップ2024。
マリンアクティビティを支援、普及する活動を行なっているアウトドアブランドHELLY HANSENが、2022年よりサポートしている女子ウインドサーフィンの大会「プリンセスカップ」。33回目の開催となる今年も各地からビーチガールが集まり、日々のトレーニングの成果を存分に発揮した。
大会の模様を旅とビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン『anna magazine』が昨年に引き続きレポート。
ひたむきにウインドサーフィンと向き合うビーチガールたちの姿をお届けします!
vol.2では、今大会の実行委員長・刈谷優花さんに大会を終えての率直な感想をanna magazine編集部がインタビューしました。
Qプリンセスカップってどんな大会?
全国から100〜150名ほどのレディースプレイヤーが集まる学生主催の大会です。今年が33回目になります。私はいま3年生なんですが、1、2年生の時も参加しました。レディースプレイヤーにとっては、毎年すごく楽しみにしているイベントなんです。
Q刈谷さんがウインドサーフィンをはじめたきっかけは?
大学入学と同時に始めました。神奈川県の海の近くに家があって、小さな頃から海は身近な存在で、マリンスポーツをいつかやってみたいなと思っていたんです。そうしたら、大学にウインドサーフィン部の横断幕が貼ってあって、「これはやれってことだな」って入部を即決しました!
Q今回、刈谷さんは実行委員長&選手という二役でタフな大会だったのでは?
正直に言うと、すごく大変でした(笑)。昨年、実行委員長だった戸田千晴さんからも「本当に大変だから自分でタスクを抱え込まないで、他の人にも仕事を振りなさい」とは言われていたんですが、想像以上の忙しさでした。先輩からのアドバイスを活かして、会場運営は会場本部長の子に任せたり、自分が動かなくていいところは他の子に任せたりすることで、レースになんとか集中できました。例年「実行委員長はレースでいい成績を出せない」というジンクスがあったので、レースでしっかり結果を残したいと思って、実行委員長としても、プレイヤーとしても精一杯やろう! というつもりで臨みました。
Qレース結果はどうだったんですか?
5位入賞ですが優勝を目指していたので、くやしい結果でした。例年のジンクスを破って、実行委員長が優勝したら格好いいなと思ってたんですけど、なかなか上手くはいかないですね。普段のレースでしないようなミスが多く出てしまって、焦りもあったのか、ちょっと普段よりイライラしてる感じだったかもしれません。
Q去年に比べて風が強くて、波も高かったように見えたんですが、プレイヤー的にはどうでした?
ウインドサーフィンをするにはいい風なんですけど、個人的にはもう少し風が弱くても良かったかなって思いました。選手それぞれに得意な風域があって、私は気持ち弱めの風が好きなんです。私が今まで参加したプリンセスカップは今年みたいな風は吹いていなかったのと、予報でももう少し風が弱い予定だったので、ちょっとびっくりしましたね。波も高くて、しっかり乗れる選手じゃないと、いい成績を残すのは難しいコンディションでした。
Q大会当日はどんな気分でしたか?
とにかく大会をしっかり運営しなきゃっていう気持ちでしたね。何事もなく、いい感じに、楽しく、事故もなく終われたらいいなって。ありきたりではあるんですけど、大会責任者という立場になってみると事故やトラブルがないといいなって本当にそれだけを思うんだなって実感しました。みんなの協力もあって、大成功の大会にできたと思います!
Q直前まで台風も心配でしたね。
台風にはとても影響されました。大会公示という大会の予定表みたいなものがあるんですが、春くらいから色々と調整して作っていたものを、直前になって大幅に変えることになりました。当初は大会初日、二日目とレースを行う予定だったのですが、二日目のレースはなしにして、ホテルの会場でできる講習会やレクリエーションに切り替えました。
Q振り返ってみて33回大会はどのような大会になりましたか?
今年の大会はスローガンを作ったんです。HELLY HANSENのTシャツに入れていただいた「love ourselves for who we are」という言葉で「どんな自分でも愛そう!」っていう思いが込められています。こういった試みは初めてで、いつもと違ったプリンセスカップになったと思っています。このスローガンは広報の秋元みなみさんが提案してくれて、言葉も彼女が考えてくれました。レディースが集まる大会だからということで、適したスローガンを考えてくれて、表彰式のあとに秋元さんからスローガンに込めた意味についても話してもらいました。女性プレイヤーが普段の生活やマリンスポーツをポジティブに捉えてもらえるような機会になって良かったなと思っています。
Qそれはいい機会になりましたね。
今回、刈谷さん自身が一番嬉しかったのはどんな瞬間でした?
大学でウインドサーフィンを3年もしていると、全国のプレイヤーは顔見知りというかほとんど友達みたいなんです。今回も活動地域の違うプレイヤーが会場で私と会うと「本当にありがとう!」「今年も楽しかった!」とか「大会準備いろいろありがとうね」って、みんな言ってくれるんです。そういった言葉をかけてもらえたのが本当に嬉しくて、実行委員長をやって良かったなって思いました。
Q刈谷さんにとってのウインドサーフィンとは? ズバリ!
風に乗って進む気持ち良さや、想定したコースが上手く進めたときの競技的な面白さはもちろんあるんですけど、私にとっては、コミュニティという魅力が大きいです。学生連盟の組織を一言で表すと“青春”。競技なので、みんな真面目に練習頑張っているんですけど、海っていう開放的な環境ですし、笑顔が絶えません。このコミュニティにいるだけで楽しいんです。遠征もいっぱいあるので、全国に友達ができますし。このウインドサーフィンコミュニティは他には代えることのできないものだと思っています。
Q最後にこの記事を読んでくれた方に、一言メッセージを!
私たちはほとんどのプレイヤーが、未経験から大学に入ってウインドサーフィンを始めています。そんな状態から始めても1年後には今回のレースの写真のようにみんな乗りこなせるようになります!それにウインドサーフィンはそれぞれの体型、身長、体重に合わせて得意なコンディションがあるのも面白いところ。誰でも強みを持てる競技なんです。興味を持った方はぜひチャレンジしてみて欲しいです!
今年は台風の影響もあり、イレギュラーなスケジュールとなったプリンセスカップでしたが、参加するプレイヤーにレースを楽しんでもらえるように直前まで奔走した刈谷さんたち実行委員の頑張りが伝わってくるインタビューとなりました。anna magazineは引き続き今大会のようなイベントに注目し、自分らしく目標に向けてチャレンジする女性たちの活動を応援し続けていきます!
Brand:
HELLY HANSEN
「水と共に生きる。」をコンセプトに、海から山まで幅広いアウトドアシーンに対応したアイテムを展開。
https://www.goldwin.co.jp/hellyhansen/
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。