カオス&エネルギッシュな街

WE LOVE SHIBUYA #2 / LOVABLE USELESS #22

カオス&エネルギッシュな街

Contributed by ROSE BUD

By / 2020.09.24


常に新しいカルチャーが生まれ、交錯し、動き続けるミクスチャーな街、渋谷。かつてROSE BUDを象徴する路面店が、明治通りで個性を放っていた「渋谷」という街のイメージとは? 今回は、ROSE BUDのアウトレット商品企画&バイイングを担当するAyako Ishiiさんの「渋谷」。



様々な文化が活き活きとしている街


渋谷は昔から馴染みのある街だった。学生時代にアルバイトをしていた予備校も、社会人になって初めて勤務したアパレルショップも渋谷。だから19~23歳の頃はよく訪れていた。当時は若いギャルと、百貨店でショッピングをするマダム、という両極端な層で構成されている街だったけど、いまはさまざまな年齢・テイストの人々が行き交う街になったような気がする。



毎日のように過ごしていたので、好きなスポットはたくさんある。まずは当時勤務していたショッピングビル「渋谷109」。ここでギャル文化に初めて出会って、衝撃を受けたことを鮮やかに思い出す。彼女たちのエネルギッシュな姿にパワーをもらって、今ではギャル文化を応援しているほどだ。漫画・アニメが好きな私は「まんだらけ渋谷店」にもよく通ってた。今はリニューアルした渋谷パルコのゲームやアニメのショップがにぎわっているが、当時は「まんだらけ」がオタク的に熱かったのだ。ほかにも、飲食店だと明治通りの「グレートバーガー」。ここのクリームソーダが大好きで、週に何回も足を運んだ。週末はクラブ「WOMB」で好きなDJのイベントでオールナイト。振り返ってみると23歳頃までは毎日のように渋谷に繰り出していた。もちろんROSE BUD渋谷店にも思い出はたくさんある。特に「FASHION’S NIGHT OUT」の時の渋谷店はいつも素敵な雰囲気だったな。渋谷店との大切な思い出だ。



開発が多く常に変化する渋谷だけど、よく見てみるとずっと昔からあるオブジェクトの背景に新しい景色がどんどんできていっている感じだ。目の前の横断歩道や店舗、高架下は変わらないのに、ふと目線を上に向けるとそれまでなかった景色がそこに広がっていることにいつも驚かされる。ギャル・サブカル・コスプレ・アート・ストリート・アニメなどが共存していて、そのどれもが活き活きとしている。当時も今もスタイルを否定しない街だと思う。



Profile



Ayako Ishii(ROSE BUD Product Planning/Buyer)


アウトレットの商品企画(アパレル・シューズのデザイン業務、雑貨・アパレルのバイイング業務)を担当。趣味は漫画・アニメ・美術館巡り。最近はNiziプロジェクトにハマってます!最近若い子達が頑張ってるのを観ると無条件で涙腺が崩壊します!(笑)


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