バイイングトリップ・パリ(後編)

BUYING TIPS #5 / LOVABLE USELESS #62

バイイングトリップ・パリ(後編)

Contributed by ROSE BUD

By / 2020.11.25


世界中を飛びまわるROSE BUDバイヤーさんが、バイイングトリップをレポート。買い付けテクニックや現地での楽しみ方、オススメのローカルショップなどみんなが気になるあれやこれやを紹介します。今回は、バイヤー歴3年のMegumi Kawanakaさんのパリでのバイイングの模様をお届けします。後編では、パリのオススメのショップやレストランをご紹介。



新しい店、古い店、馴染みの店




パリでオススメのショップは、昨年できたギャラリーラファイエットのシャンゼリゼのお店『Galeries Lafayette Champs-Élysées』。コンセプチュアルで、とても今のパリらしいデパートだなと思う。セレクトされたブランドも内装もとても現代的。地下の食品フロアはイートインもできるし、日本へのお土産を買うにも良さそう。お手洗いがジェンダーレスなのも今を感じるポイント。けれど、実際にお手洗いに入るとおじさんばかりでとても緊張した…(笑)。



あとは、いつかなにかに使いたいと考えているメタルのパーツショップ。重い木の扉を開けたらその先に長い歴史を感じさせるいろんなモチーフのパーツが揃っている。



もう一つ、デッドストックのボタンなどのパーツ屋さんも。この辺りは手作りで何かを作られる方には正にワンダーランドだと思う。パリの手芸屋さんやパーツ屋さん、実は中国製なものも多くてがっかりすることも多いけれど、その土地で作られてきた歴史あるものは、見ていて本当にワクワクする。お店の名前はすみません…私にとって大切なお店なので内緒。



パリは美味しいレストランもとても多いので選ぶのが難しいけれど…日中ほぼご飯を食べられないという日も多く、一日の仕事が終わって、「ここに行ける!」となると嬉しいのがfrenchie(http://www.frenchie-restaurant.com/)。



他社のバイヤーやベンダーとの食いしん坊ネットワークで教えていただいたレストラン。大人気で予約がないと入れないお店になってしまったけれど、予約なしで入れるカジュアルなワインバーもあるので、タイミングが合えば足を運ぶ。一人で展示会を回る事も多いので、仕事終わりにそのままささっと食事をしてホテルで幸せと疲労を抱えながらばたんと寝る(笑)。



パリは日本人のシェフもとても多いようなのだけれど、日本人ではないシェフがゆずや枝豆、お味噌など馴染みの日本食材をとてもおしゃれな料理に変えて出してくれるレストランAux Près(https://www.restaurantauxpres.com/)もおすすめ。こちらも食いしん坊ネットワークで教えていただいたレストラン。他社のバイヤーは日本ではライバルだけれど、日中回ったショールーム情報などを交換したりもする。



パリでよく滞在するエリアは、モンパルナスというガレット屋さんが多く点在しているエリア。体力が残っていない日はガレットをサッと食べて終わりの日も多い。



もちろんパンやチーズも美味しいし、モロッコ料理やベトナム料理、お魚が美味しいお店など、食べたいものはたくさんあるけれど、日数も胃も持たないので、荷物に余裕がある時は、BonMarcherの食料品売り場で日本にパリの美味しい物を買って持ち帰る。



トリュフのポテチは、見つけるとついつい買ってしまうお気に入りの一つだ。

Profile



Megumi Kawanaka(ROSE BUD Buyer)


ROSE BUD入社18年(たぶん…そのくらい)。ROSEBUDのオリエンタルな雰囲気とほかで見たことがない柄の服が好きで、入社を決意。ROSE BUDオリジナルウェアのデザイナーを務めたのち、バイヤーになって丸3年。好きなことは、好きな人たちと美味しいものを食べながらのおしゃべりすること。古着、ワンピース、民芸、クラフト。音楽を聴くこと。旅行と旅行の準備。散歩。きれいな色。


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