同僚と初めて行ったタイの旅。

BACK IN THE DAY #6 / LOVABLE USELESS #47

同僚と初めて行ったタイの旅。

Contributed by ROSE BUD

By / 2020.11.04


初めての接客、初めての海外、憧れの人と仕事をしたあの瞬間など長い人生の中で、なぜか心に残った出来事って誰しもある。そんな心をゆらす、小さな出来事を振り返ります。今回は、ROSE BUD WEB担当のSakiko Fukudaさんの「タイの旅」。



職場の仲間たちと打ち解けられるようになったきっかけ




私の人生のターニングポイントは、入社して2年目の頃。7月の初夏の時期、いつものように職場の仲間とお昼休憩を取っていると、話は自然と夏休みの話になった。お互いまだ全然、誰となにをするかまったく決まっていない時、海外旅行が好きだった私にその子が一緒に行かないかと話を持ち掛けてくれた。



私は嬉しかった半面、大の人見知りだったので本当に楽しめるか不安だった。同僚とは職場で休憩がかぶれば一緒にお昼を食べに行くくらいの仲で、プライベートで一緒に遊ぶということは一度もなかった。だから、彼女がどんな人柄なのかすら、まだしっかりとわからなかったのだ。そんな不安をよそに着々と予定が組まれていき、私たちはいろんなサイトを探し回って一番安い旅行プランを申し込んだ。

行先はタイ。今まで行ったことがないけど、みんな「とても良い」と口をそろえて聞かされるタイの思い出話。私は期待に胸を躍らせた。バンコクにつくと、飛び交う言語から看板のタイ語まで、日本とはまったく違う世界観に魅了された。出国前の不安はいつの間にかどこかに消えていた。夜ごはんは屋台で二人分を頼んでも300円程度。物価の安さにも驚かされた。



文化がまったく違うタイでは、タクシーやトゥクトゥクの上手な乗り方、夏の暑い夜に飲むビールのおいしさ、運転中にもかかわらず、仏像が見えたらお祈りする宗教心、LGBTの世界まで、日本では味わうことがなかなかできない独特の文化を楽しむことができた。



心配していたよりずっと楽しかったのはきっと一緒に行った子の性格もあったのだと思うのだけれど、最初からネガティブな気持ちでいてはだめなんだということに気づかされた。この旅を通して、どんなに不安なことがあっても、自分がポジティブな気持ちでさえいればいつでも楽しめるということを学んだ。

この旅がきっかけで、なかなか馴染めていなかった職場の仲間たちと打ち解けられるようになった。周りに溶け込んでいた自分の殻を破ることができた。これからは、流されることなく自分の道を進みたい。相手の気持ちを考えすぎずに思い立ったら行動に移すことの大切さに気付かされた。これからは、自分に自信をもって新しい行動を起こしていきたい。

Profile



Sakiko Fukuda(ROSE BUD WEB)


ROSE BUD WEB担当。ROSE BUDオンラインストアの商品紹介・アプリでの告知関係を担当。アプリではイチオシのアイテム紹介やセール情報など、日々お知らせを更新中。
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