香港バイイングトリップ(前編)

BUYING TIPS #2 / LOVABLE USELESS #26

香港バイイングトリップ(前編)

Contributed by ROSE BUD

By / sep.30.2020



世界中を飛びまわるROSE BUDバイヤーさんが、バイイングトリップをレポート。買い付けテクニックや現地での楽しみ方、オススメのローカルショップなどみんなが気になるあれやこれやを紹介します。今回は、ROSE BUDバイヤーのMegumi Kawanakaさんの香港バイイングトリップ!



馴染深い国




私がバイイングを担当している仕入先は、香港、中国、韓国、インド、インドネシアなどアジアが中心。今年は新型コロナウイルスの影響でどこにも行けなかったけれど、昨年は香港を訪問した。年2~3回。まれに4回ほど訪れる馴染み深い国だ。主な目的は、バッグやアクセサリーのサンプルオーダー。オリジナルウエアの担当だったデザイナー時代も香港での仕入れを担当していたので、訪れた回数はトータルすると40回近くになる。気がつけば今までの人生の中で一番通っている国になった。「目をつぶってでも歩ける」というほどではないが、地図がなくても十分歩けるぐらいまでに土地勘もついた。家族を香港旅行に何度かアテンドして、喜んでもらえるぐらいお店やスポットにも詳しくなった。でも、いまだに広東語はまったく話せない…。



バイイングは主に、BIGSITEのような広い展示会場で開催されている合同展でブースを回り、バッグやシューズ、アクセサリーのサンプルをチェックする。そこでオーダーすることはなく、先方の参考サンプルを基に色や素材、形などにアレンジを加えてサンプル作成を依頼。後日、日本に発送してもらい、そこからオーダー数量を決定していく。また、展示会に出ていないメーカーとは先方のショールームやホテルなどでも商談を行う。



中国などでの生産では一型あたりの発注量が多くなるので、デザイン面や使いやすさ、幅広いお客様に喜んでいただける商品かどうかなど、クオリティも含めてかなり細かな部分まで気を配る。先方の担当者はアジア人なので、欧米に比べると話は通じやすいけれど、気を抜かずきちんとコミュニケーションをとることと、独自のアレンジを加えることが多いので、ノートもしっかり取るように心がけている。新規のメーカーは特に、ここはうまくいきそう、難しいかもしれない…など、経験値と勘で商品内容や担当の方の雰囲気で察知するように注意している。

欧米向けに商品開発しているメーカーが多いから、サイズが大きかったり、派手すぎたり、使いづらい提案も多い。これは日本で本当に売れるか、ROSEBUDで必要かどうか、どうすればうちのお客様に喜んでもらえるかを吟味し、アレンジを加えていく。





今、香港でデモが増えている。欧米のデモよりは平和的だけど、やはり必ず情報収集してからいくことを心がけている。香港に限らずどの国でも共通だけれど、現地で人に会うと「久しぶり! 元気~?」のあとは必ず社会情勢や大きな事件や事故などお互いを気遣う会話、政治的なこと、そしてその流れから「ビジネスはどう?」という会話に続くので、その国や周辺の社会情勢は必ず理解しておくようにしている。



後編に続く!


Profile



Megumi Kawanaka(ROSE BUD Buyer)

ROSEBUD入社18年(たぶん…そのくらい)。ROSE BUDのオリエンタルな雰囲気と他では見たことがない独特な柄の服が好きで、入社を決意。ROSE BUDオリジナルウエアのデザイナーとして働き、バイヤーとなって丸3年。好きなことは、好きな人たちと美味しいものを食べておしゃべりすること。古着。ワンピース。民芸やクラフト。音楽鑑賞。旅行と旅行の準備。散歩。きれいな色。


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Writer

  • ROSE BUD

    アメリカ、ヨーロッパを中心に世界中から、独自のフィルターを通しセレクトされたカジュアルウェア、シューズ、アクセサリー、バッグなどのフルアイテムが揃う。ブランド名は、バラの蕾=ROSE BUDから。