壁一面に描かれたスプレーアート

BEAUTIFUL STORIES #3 / LOVABLE USELESS #13

壁一面に描かれたスプレーアート

Contributed by ROSE BUD

By / 2020.09.09


旅先で美しい景色に出会うと、思わず心がゆさぶられる。感動したり、興奮したり、思わず涙したり。世界中にはまだまだ知らない美しい景色が溢れている。「Beautiful Stories」では、ROSE BUDの旅好きスタッフたちが出会った特別な景色とその時に感じたリアルな気分をお届けします! 今回は、ROSE BUDのマネージャーを務めるMariko Wakisakaさんの旅。



憧れのニューヨークへ


私が22歳の頃。ニューヨークへ2か月間滞在した。思い返せば、もうかれこれ10年以上前のことだ。目的は、留学と海外のアート作品に触れること。グラフィティを見るのも描くのもすごく好きだったから、ニューヨークのストリートアートが見たくてニューヨークを選んだ。ワーキングホリデーの対象ではない地域だけれど、どうしてもニューヨークに行ってみたくて、1年間必死でお金を貯めたのだった。



ニューヨークでの生活はといえば、平日は語学学校に通い、休日はマンハッタンのあちこちを散策しながら、美術館巡りをひたすら繰り返した。1人旅すら初めて。ましてや海外ということもあり、見るものすべてが新鮮で、あらゆることに感動していた記憶がある。当時まだ日本に進出していなかったファストファッションのお店に通い詰めたり、本屋さんと超大型スタバが合体した日本で見たことのない店舗に通ったりしたのも懐かしい思い出。お店で販売されている本なのに、コーヒーを飲みながら自由に読み放題というスタイルに、当時は大きな衝撃を受けた。

滞在期間中、一番印象に残っている景色は、廃校した学校の壁一面に描かれたスプレーアート。当時、モダンアートやPOPアートが大好きで、学校もアートの専門学校に通っていたほど。実際に間近でストリートアートに触れられた事が一番の思い出だ。

作品を見た時、「まさにこれ!! これを見に来たー!!!」と心の中で胸を躍らせた。「街全体がアートだ…!」とは思っていたけれど、このストリートアートこそが一番迫力があって、感動したのだった。



このニューヨーク滞在は留学を兼ねていたこともあって、私の人生に大きく影響を与えた。この旅がきっかけで、“海外”と“デザイン”に携わる仕事がしたいと思うようになった。



次に旅に出るなら、日本では絶対に味わえない海外の景色に出会いたい。自然だけでなく、人工的であっても、その国の文化や歴史が生み出したデザインと出会いたい。街並み、建築、絵、服……などのイマジネーションが私を旅へと掻き立てるのだ。

Profile



Mariko Wakisaka(ROSE BUD Manager)


入社11年目。大阪の店舗で勤務後、バイヤーを目指して上京。現在はマネージャー。主に関東店舗のマネージメントを行う。好きなものは、絵・花・ファッション、趣味はアクセサリー作り。(ほんとは…好きなものは、寝る事・食べる事、趣味はお酒を飲む事です!w)


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