自分らしく生きることを学んだ街

WE LOVE SHIBUYA #6 / LOVABLE USELESS #67

自分らしく生きることを学んだ街

Contributed by ROSE BUD

By / 2020.12.02


常に新しいカルチャーが生まれ、交錯し、動き続けるミクスチャーな街、渋谷。かつてROSE BUDを象徴する路面店が、明治通りで個性を放っていた「渋谷」という街のイメージとは? 今回は、ROSE BUD ルミネ横浜店 ショッププレスのMiwa Saitoさんの「渋谷」。



個性と自由




渋谷は夢を追いかける若者が集い、愉快な酔っ払いも多く、誰もが楽しそうにしていて、常に街が音に包まれている派手な印象がある。危ない街でもあるけれど、ワクワクが溢れていて、ヘアスタイル、派手なファッション、ピアス、タトゥー、色んなツールを活用し、自分らしさをさらけ出しても許される場所。そして、たとえ思いきり自分をさらけ出したとしても、背景に自然と馴染んでしまう街。だから、渋谷という街自体がアートにすら感じる。

大学時代に渋谷でアルバイトをしていた頃は、多い週だと週に3、4日足を運んでいた。学生も多ければ、社会人も多く、とにかくお洒落な人が多い街だった。道行く人のスタイリングを眺めては真似してみようとか、ああいうファッションもありなのかとか、自分の価値観を覆されたことも多々あった。年齢的にも感化されやすい年頃というのはあったかもしれないけれど、いつも何かに刺激を受けていた覚えがある。

渋谷に行くことが少なくなってまだ1、2年程だけれど、この前久々に降り立った際に、街並みが大きく変化していて驚かされた。この短い期間でも時代は自分の知らないところで目まぐるしく変化していることを感じさせられた。今年ROSE BUDに入社した私にとって、今の仕事をこなす事で精一杯だったけれど、気がつけば周りは変化していることに気づき、時代に少し取り残された気分になった。でも、今を必死に生きている自分はちょっとカッコイイかもと感じた瞬間でもあった(笑)。



渋谷でよく行っていたスポットは、とあるカフェ。窓際の席に座り、行き交う人を眺めては、本当に色んな人がいるなと実感していた。こんなにたくさんの人がいる中で、「私という存在はたった1人だけだと考えると、結構凄いことかも」と思ったり、個性溢れるファッションの人たちを眺めては、「自分は自分らしくいていいんだ」とか「私も自分を大事にしよう」とか考えたりしていた。

学生時代に夜勤もしていた。その時は決まって、親友と朝まで働いてからお昼までそのカフェで行き交う人を眺めながら、他愛もないガールズトークに花を咲かせていた。眠気眼になりながらもその時抱えていた悩み、恋愛の話、くだらない話、大爆笑することもあれば、泣く日もあった。大それたことではないけれど、私にとってはそういうなに気ない日常がとても大切だった。お互い社会人になり、会う事もなかなか難しくなってきて、今あらためて本当に大切な時間であり、大好きな時間だったなと思う。



渋谷を一言で表すなら「個性と自由」。どんな人でも受け入れてくれる器の大きな街なので、たくさんの個性で溢れかえっていて本当に面白かった。全身タトゥーとか、奇抜なファッションとか、路上ライブとか、すべてが背景に馴染んでしまう街。同じ日本にいるはずなのに、異世界に飛び込んだような感覚で楽しかった。この街からは、インスピレーションを気付かないところで沢山受けていたと思う。実際に私もヘアカラー、ファッション、色々と挑戦していた。

アルバイトでも遊びに行くにしても色んな人と出会う街だった。たくさんの人と出会い、価値観も違えば、美的感覚や人生観も違う面白さがあった。似たような人はいるけれど、まったく同じ人なんて存在しないからこそ、自分の考えとか大切にしたいことを貫く事が大事だと学んだ。でも頑固になるのはやめて、素敵だなと思う部分は真似て、どんどん自分なりに成長していこうと思わせてくれたのもまた、渋谷なのだ。

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Miwa Saito (ROSE BUD Shop Press)


ROSE BUD ルミネ横浜店 ショッププレス。色んな事を吸収して憧れられるスタッフになるのが目標。趣味:音楽鑑賞
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