自由

Contributed by LUKE magazine

Pick-up a day / 2019.02.28

自由ってなんだろう?

ルールがあれば自由は制限される。
けれども自由はルールがなければ存在しない。
両者の関係は例えるなら光と影で、どちらも相反しながら密接に関係している。

80年代のニューヨークのアンダーグラウンドアートシーンには、「自由」という言葉がよく似合う。みんなが思い思いにアイデンティティを爆発させてるんだ。常識なんて存在しない。そこにあるのは、作品への熱意のみだ。

アンディー・ウォーホル、 ジャン・ミシェル・バスキア、キースヘリング

今では知らない人がいないほど有名なアーティストたちの若き日々は、刺激に満ち溢れているに違いない。

タイムマシーンがあったなら、80年代のニューヨークのストリートを「DOWN TOWN81」のバスキアのように歩いてみたいね。

More later, my friend.
LUKE

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80年代のニューヨークアートシーンに親和性の高いマルチメディア・アーティストのローランド・ハーゲンバーグによる写真展が開催される。当時の写真から、アーティストたちのリアルなシーンを感じてみては?



サーフブランドRVCA(ルーカ) と、アーバンコンテンポラリーアートを中心とした独創的なキュレーション&プロデュースを行うCTAG(シータグ) のダブルオーガナイズによるRoland Hagenberg(ローランド・ハーゲンバーグ)のフォトエキシビションが3月1日(金)よりRVCA SHIBUYA GALLERY(渋谷)にてスタート。
1980年代初め、ニューヨークの若いアーティストたちは不可能に挑戦していた。それは、ドラッグ、エイズ、犯罪がはびこるストリートで生き残りながら、独自の革命的で創造的な新しいスタイルを見つけることだった。 そんな彼らのアイドルはAndy Warhol(アンディ・ウォーホル)。 彼らの究極の夢は、金持ちで有名になること。それを成し遂げたのは – Keith Haring(キース・ヘリング)、Kenny Scharf(ケニー・シャーフ)、ほかにJean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)を含め、ほんの一握りだった。RVCA SHIBUYA GALLERYでのRoland Hagenberg(ローランド・ハーゲンバーグ)のインスタレーションは、その過ぎ去った時代の様子をキース・ヘリング、ケニー・シャーフ、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキアの写真から垣間見ることができる。

■Roland Hagenberg photographs “NY/ m o m e n t” Presents by RVCA & CTAG
Date & Time : 2019年3月1日(金)〜 2019年3月24日(日) 11:00 – 20:00
※初日1日(金)オープニングレセプションを18:00 – 21:00にて開催。
Location : RVCA SHIBUYA GALLERY(渋谷区神宮前5-27-5 TOLDAビル2F)
Presented by : RVCA / CTAG
Special Thanks : 池田印刷株式会社 / 株式会社ザ・デジタルソリューションズ / blinc.tokyo / HAGENBERG Studio / IDEAKEI

【 Roland Hagenberg(ローランド・ハーゲンバーグ) 】
ローランド・ハーゲンバーグはオーストリア、ウィーンで育った。マルチメディア・アーティストであり、『ヴォーグ』や『アーキテクチュアル・ダイジェスト』といった国際的な雑誌のライターでもある。1980年代、彼は、ニューヨークの美術界をとりあげ、今では伝説のアーティストたちとの書籍制作のプロジェクトでコラボレーションしてきた。当時のアーティストたちのポートレートが、今回の展覧会に展示されている。ハーゲンバーグが撮影したジャン=ミシェル・バスキアの写真は、国際的な回顧展や、カタログで定期的に紹介されてきた。最近では、ロンドンのバービカン、フランクフルトのシアン美術館、パリのルイ・ヴィトン財団、リオ・デ・ジャネイロリオのブラジル銀行、福岡の三菱地所アルティアムで取り上げられた。2010年、ハーゲンバーグは、日本の建築家である藤森照信や原広司らの設計によるマイクロ住宅を建設するための『ライディング・プロジェクト』を立ち上げた(ライディングとは、ウィーンの近くにある村で、作曲家フランツ・リストの生誕地である)。日本建築に関するハーゲンバーグの書籍は、英語、日本語、中国語で出版されており、2014年には、オーストリア観光局より、最優秀革新賞を受賞している。彼の舞台『ジェットラグ』は、2018年10月と11月に、ミュンヘンのラショナルシアターで上演された。ハーゲンバーグの最新の詩(Karl A.Meyer によるポラロイド)は、この春、ベルリンのArt In Flowによって出版される。

「ニューヨークのローランド・ハーゲンバーグ」
1979年から1982年にかけて、ローランド・ハーゲンバーグはベルリンに住んでいた。当時、西ベルリンは(共産主義国東ドイツの首都で)“ベルリンの壁” に包囲されていた。(近代的な街全体を壁の中に閉じ込めるという)異常な事態を一般市民は不満に思っていたものの、世界中から、多くのアーティストやミュージシャンたちが、魅せられ、感化されていた。ハーゲンバーグが、友人のフォルカ・ディールとドイツの現代芸術家のインタビューと写真をまとめた初の著書『ペインターズ・イン・ベルリン』を著したのは、この頃である。当時、ハーゲンバーグは、ドイツの雑誌『ステァン』の仕事で、マイケル・スチュアートとキース・へリングという二人の若手グラフィティ(落書き)・アーティストを紹介するために、ニューヨークを訪れていた(ヘリングとジャン=ミシェル・バスキアの友達、スチュアートは、地下鉄の壁に絵を描いている最中に、警察官によって殺されてしまった。へリングは、世界的な有名人になりかけていた)。この旅の後、1983 年に、ハーゲンバーグはニューヨークに移り住むことを決めた。そして、まさにアートの歴史を生み出したアーティストたちの中で、1991年まで仕事を続けた。

[HP] hagenberg.com
[facebook] facebook.com/rolandhagenberg

【CTAG(シータグ)Central Tokyo Arts Galleryとは】
アートキュレーター小林 拓磨を中心に「社会や産業とアートのエンゲージメントを行うこと」を目的に設立したギャラリーです。作品の展示はもちろん、アーティストのアトリエとして、また、地域コミュニティのハブとしてなど、様々な顔を持ちます。体験や参加という能動的関与を可能とするアーバンコンテンポラリーアートに纏わる総合的な活動を通してその発展に貢献しています。2019年4月オープン予定。

住所:文京区小石川5-25-7 1F
営業:12:00~18:00
TEL:03-6801-8125
[HP] https://ctag.jp/
[facebook] https://www.facebook.com/ctag.jp
[Instagram] https://instagram.com/ctag_jp


【RVCA(ルーカ)と は】
カリフォルニアに拠点を置き2000年にスタートしたRVCAは、 若者を象徴しインスパイアするトレンドから逸脱したデザイン主義のライフスタイルブランドです。アメリカのワークウェアをルーツにファッ ション性を追求し、アクションスポーツの境界を越えて独自のブランドを確立してきました。“THE BALANCE OF OPPOSITES”というその世界観は、自然と人工、過去と現在、秩序と無秩序など、相反す るものが共存するさまを象徴しています。「Artist Network Program(ANP)」などクリエイティブな感性を持った人々のサポートや数多くのコラボレーションも手がけてい ます。
[HP] https://jp.rvca.com/
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