アート=社会の鍵。
Contributed by anna magazine
Pick-up a day / 2018.02.18
「わかった気になってる」なんて、
ティーンエイジャーのときはよく言われた。
それでもわたしはアートが好きだった。
わたしもよくわかってなくて、
「なんでこんな絵が❓」って思うこともあるし、
いくら見ても退屈でしかないときもある。
それでも知ろうと努力すると、
その作品が生まれた時代のこと、歴史のこと、そのころの流行、人の考え方、
さまざまな“社会”を覗き見ることができた。
学校の授業よりそうやって物事を知る方が、ずっとおもしろかったんだ✨
anna
have a good day
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アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアらと肩を並べ、1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング。彼もまた、作品を通して社会に対するさまざまなメッセージを残したアーティストのひとりです。ヘリングの新たな展示会がはじまります。
中村キース・ヘリング美術館は、2018年2月9(金)から2018年11月11日(日)まで「Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート」展を開催します。
1987年にニューヨークへ渡ったキース。当時のニューヨークは不況下で暴力や差別が蔓延する反面、ヒップホップやグラフィティなどのストリート・カルチャーが創り出される源泉に溢れていました。その街でカウンターカルチャーに大きな影響を受けたヘリングは、地下鉄のグラフィティに始まり、ポスターアートなどあらゆるメディアを駆使し自身の思想を社会に発信し続けました。
社会における階級や地位、性別や人種、宗教や文化の違いに関係なく、誰もが触れることのできるアートを追求したヘリング。本展覧会では、ヘリングがどのように社会を捉え未来を見据えていたのか、彼の遺した作品を通して探ります。
また、今回新しく中村キース・ヘリング美術館の収蔵作品に加わる1990年の作品《オルターピース:キリストの生涯》を初公開します。これは1990年2月16日31歳でエイズにより亡くなる数週間前に完成した最後の作品です。教会の祭壇のためのオルターピースとして現在世界の教会や美術館9箇所に収蔵されていますが、ヘリングの追悼式が行われたニューヨークのセント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂に今も飾られています。死を目前にしたヘリングの平和への願いと希望、そして生命の力が刻まれた永遠の作品です。
そのほか、ミラノからの凱旋展示となる3㎡を超える布に縦横無尽に人々が描かれた《無題(ピープル)》や、大規模なポスターコレクションなども展示されます。
■開催概要
展覧会名 「Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート」
会期 2018年2月9日 (金) 〜 2018年11月11日 (日) 休館日なし
会場 中村キース・ヘリング美術館(〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町10249-7)
開館時間 午前9:00 ~ 午後5:00
入館料 一般1,000円 シニア900円、学生700円、13〜18歳500円
中村キース・ヘリング美術館
http:// www.nakamura-haring.com
All Keith Haring Works © The Keith Haring Foundation
Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.
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「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。