『prAna』が体現するサスティナブルなカリフォルニア。

Contributed by anna magazine

Local / 2018.10.29

満を持して、日本での直営ECサイトをオープンしたカリフォルニアカールスバッド発のサスティナブルライフスタイルブランド『prAna(プラナ)』。
日本での本格展開にあたり、『prAna 2018 FALL &WINTER PRESS PREVIEW』と題したスペシャルなアクティビティセッションが2018年9月27日(木)に神奈川県・一色町で開催されました。ブランドのフィロソフィーやカリフォルニアのライフスタイルについてのプレゼンテーション、夕日を見ながらのヨガと、『prAna』らしいヘルシーでアクティブなイベントでした。

anna magazineが運営するWebメディアContainerでは、このアクティビティセッションに参加するとともに、『prAna』のルーツであるカリフォルニアの魅力とブランドのサスティナブルマインドについてのインタビューを敢行。その様子をレポートにてお届けします!



『prAna(プラナ)』は、カリフォルニア州カールスバッドにある、ビーバーとパムという夫婦のガレージで生まれました。ヨガとクライミングがライフスタイルの一部だった二人は、それぞれのジャンルで満足のいくウェアがなかったために、自らデザインを手がけ、二人のホームであるカリフォルニアの大地と海、そして人々のスピリットを尊重したサスティナブルな素材でのアパレル開発をスタートさせました。





「サスティナブル」を直訳すると「持続可能性」。簡単に言うと、地球上のあらゆる限りある資源を大切にして持続可能なものにしていこうという考え方。『prAna』の実現するサスティナビリティマインドは、創業当時から一貫しています。1993年から製品タグには再生紙を使用し、2018年には全ての製品の綿を100%オーガニックに変更。他の素材も、再生利用可能な素材を積極的に採用し開発をしています。



この日、『prAna』のブランドマーケティングVPであるJeff Haack氏が来日。『prAna』が最も大切にするフィロソフィーについて語ってくれました。

「『prAna』のベースは3つです。まず1つ目は『スタイル』。『prAna』の洋服は、都会の風景と、クライミングからスイミングまで広くのアウトドアスポーツとが一体となったスタイルを生み出しています。パフォーマンスだけでなく心地よさや柔軟性も実現するのが『prAna』のスタイルです。
2つ目は『汎用性』。ジム・クライミングに加え、街中や職場でも着られる汎用性の高いデザインとなっています。
そして3つ目は『サスティナビリティ』。2011年にアパレルブランドとしては先駆けてフェアトレード認証製品を販売。他にも、オーガニックコットン、リサイクルポリエステル、世界中の繊維製品の中で最も厳しい環境基準と言われるブルーサイン(繊維業界において環境、労働、消費者の観点における持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与される認証)や、レスポンシブル・ダウン・スタンダード (ダウンおよびフェザーに関する包括的なグローバル第三者認証)など獲得認証も数多く、そのサスティナブルマインドは常に進化しています」

『prAna』のブランドマーケティングVP(OR副社長) Jeff Haack氏

夫婦の小さなガレージからスタートしたころに比べてビジネスこそ大きくなりましたが、ブランドの根幹であるサスティナブルマインドは決して崩さず、トレンドを超え、クライミング、サーフ、ヨガなど様々なアクティビティが根付いたライフスタイルを支えるブランドへと成長した『prAna』。そのベースは常に、『カリフォルニア』という土地に紐付いています。
「カリフォルニアはホームであり、いつでも新しいもの・期待以上のものを見せてくれる場です。」そう語るのは、カリフォルニア生まれでカリフォルニアに拠点に置くサーフィンフォトグラファーのChris Burkard氏。

サーフィンフォトグラファー Chris Burkard氏

壮大な自然風景や、あらゆるアウトドア、トラベル、サーフィンなどを通じて『prAna』とカリフォルニアの魅力を伝えるprAna公式アンバサダーのChris氏。フォトグラファーである彼にとって、カメラは生まれ育ったカリフォルニアの小さな街から世界を見せてくれる唯一の方法でした。
「僕が最初にカリフォルニアをロードトリップした20歳の時、完璧であることや本物であることは重要なことではなく、毎日の中で出会った何気ない瞬間や、予期しないできごと、そして自分が興味のあることに時間をかけて向き合うことこそが自分のリアルだと気付いたのです。この旅は、自分の土台を再発見させてくれる大切な経験となりました。カリフォルニアは、サンセットやビーチ、サーフィン、そして季節が変わればスキーも楽しめます。毎日・毎年全く違った表情を見せるとても多様性に富んだ街です」



さらに、ブランドマーケティングVPでもあるJeff氏はこう続けます。
「山が海と出会い、コーストから砂漠まで存在するカリフォルニアは、46年住んでいても未だに発見がある街です。自分のことがちっぽけで泡のように感じられたときの僕の逃げ場所であり、世界中を旅しても必ず戻って来たくなる場所。カリフォルニアを愛している人にとって、カリフォルニアの捉え方はみんな違うのではないでしょうか。アメリカの東側に比べると歴史が浅い街ですが、だからこそ多様性に富み、多くの人・多くのジェネレーションを受け入れてくれるのです」



今回のこのスペシャルセッションが行われたのは、神奈川県・一色町のBEACH HAYAMA。葉山の海と山を存分に活用し、サーフィン、SUP,ビーチヨガのほか、アウトリガーカヌー、トレイルランニング、ノルディックウォーキングなど、地元葉山の自然の中で魅力的なプログラムが楽しめるアウトドアフィットネスクラブです。
サンセットの時間になると、海の先に江ノ島や富士山を望めることができる葉山公園へ移動し、夕日が海に沈んでいく瞬間を眺めながらヨガセッションを行いました。Jeff氏とChris氏はサンセットを見ながら、「ここはとてもカリフォルニアに似ているね」と口々に言い合っていました。





anna magazineの取材でも何度となく訪れているカリフォルニア。
私たちはその場所の持つ様々な魅力を切り取ってきましたが、そこで暮らす人々と自然、海、そしてそれらすべてを受け入れる多様性をベースにしたカリフォルニアブランド『prAna』のマインドにとても強い共感を覚えたのでした。『prAna』では、今シーズンより日本国内直営ECサイトをローンチすると同時に、日本での展開情報やブランドのストーリーを伝えるInstagramも開設。
カリフォルニアで生まれ育ったサスティナブルブランド『prAna』の今後の日本での展開をお楽しみに!

EC Website:http://jp.prana.com
Instagram:@prana_jp

Tag

Writer