奥渋マップ Vol.18
Contributed by anna magazine
Local / 2018.04.04
僕たちの大切な地元、奥渋の魅力をどんどん紹介していきたいと思います✌
今週も張り切ってまいります‼
今回訪れたのは、「長寿庵」。
代々木八幡方面から本店通りに入り、渋谷方面に3分ほど歩くと
右手に暖簾が見えてきます。
年季の入った暖簾が渋くてカッコイイです。
入り口の右手にはメニューサンプルが‼
天丼、カツ丼、鍋焼きうどん、アジフライ、五目中華、なぜか小さな冷やし中華、招き猫など、独特なセレクトとレイアウトが面白いディスプレイです◎
早速、中へ!
「THE昭和の定食屋」といった風情の懐かしさを感じる店内。
席はテーブル、カウンター合わせて20席ほどが用意されています。
テーブルにはおなじみの調味料に加えて、灰皿も☝
喫煙者には嬉しいですね‼
上部に並べられた木札の圧倒的な数が、メニューの豊富さを物語っています。蕎麦屋にもかかわらず、丼物や定食類が充実しています。お店のお母さん曰く、蕎麦よりも定食の方が人気なのだとか。
他のお客さんのテーブルを見て納得。
確かにそばを食べている人は見当たりませんでした。
一番人気はアジフライ定食。大ぶりなアジが人気の秘密です。
それと鴨南蛮が破格の650円‼
30年前にお店を始めた頃から変わらないという価格は、他店では考えられないほどの安さです◎
「初めて来たお客さんは、値段をみてよく驚かれます」
とお母さん。
冬は、サンマーメンも人気メニューの1つ☝
ラーメンの上にあんかけがたっぷり乗った、寒い時期にはもってこいの一品です。
すっかり春の陽気になってしまったので、寒くなった頃にまた食べに来ようと思います。
かつ丼か親子丼にミニうどんかそばがついて950円‼
お得なセットメニューもそそられます。
店内の壁に貼られたメニューを隅々まで見ていると気になるメニューを発見‼
それは、まぐろかつ。
その文字を見た瞬間に心惹かれ、早速注文しました。
というのも、僕が小学生の頃、まぐろかつといえば数ある給食の献立の中でも一二を争うほどの大好物だったから。もしかしたら、食べるのは小学生以来かもしれません。
メニューをよく見てみると「復活しました」との文字。
一時的に提供できない時期があった様子。
気になったので、お母さんにその理由を伺ってみました。
「まぐろかつに使っているまぐろは、岩手の釜石にある水産会社から仕入れているのね。けれど震災があった時に、その水産会社も営業を停止せざるを得なくなってしまったので、まぐろかつもお休みすることにしたの。震災から1年半ほど経ち、前と同じように仕入れることができる状態になったので再開したんです」
震災以前も人気メニューだったというまぐろかつ。復活を熱望する声が後を立たなかったそう。待望の復活に喜ぶお客さんも多く、アジフライに次ぐ人気メニューに返り咲きました?
お話を伺っていると、料理が到着。
まぐろかつ定食 ¥850
ボリューム満点で美味しそう‼ 早速いただきます‼
まずは味噌汁から。
具は豆腐、わかめ、油揚げ。正統派なセレクトにグッときます。
家庭的な優しい味で、まるで実家に帰って来たような安心感を味わいました。
続けて、かつにソースをたらりとかけてパクリ。
うーん! ジューシーで美味しいです。
見た目はそこまで大きくはないですが、
カラッと揚がっていて、サクサクとした食感がたまりません‼
付け合わせのキャベツとの相性も抜群です。
久々にまぐろかつを食べることができて大満足でした‼
お会計を済ませながら
芸能人の色紙がたくさん飾られていたので、
しばし拝見させていただきました。
SMAPの中居さん、草薙さんをはじめ、キョンキョンや中島みゆきさんなど錚々たるメンバーの色紙が並んでいました。
「今日もあそこに芸能人が来てるよ」
と小声でお母さんが教えてくれました。
驚いて振り返ると、イケメンが焼肉定食にガッついていましたがテレビをほとんど観ない僕には、誰なのかさっぱりわかりませんでした(笑)
それだけが心残りで、モヤモヤが残りましたが、仕方なくお店を後にしました。
おそらく人気のイケメン俳優さんだとは思いますが
常連のようなので、お店に行ったら遭遇できるかも⁉
豊富なメニュー、通し営業、喫煙可という男子好みの3拍子が揃った「長寿庵」は、野球で例えるとまさにオールマイティープレイヤー。ローカルにとってこんなに守備範囲が広いお店は、貴重な存在です。これからも奥渋の人々の胃袋を存分に満たしてくれることでしょう。
みなさんもぜひ行ってみてください‼
18「長寿庵」
住所:渋谷区富ケ谷1-19-3
営業時間:11:00~20:30(土 20:00まで)
定休日:日・祝祭日
電話番号:03-3466-9393
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13068576/
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。