INTERVIEW
CALIFORNIA CHRISTMAS. #2
JOHN MOORE
Photograph:217..NINA
Text: Megumi Yamano
Local / 2018.12.26
JOHN MOORE
OUTEKNOWN CO-FOUNDER,
CREATIVE DIRECTOR
WE CREATE OUR OWN TRADITIONS.
大勢のスタッフが慌ただしく働くジョンさんのオフィスでは次のシーズンに向けての準備に追われていた。ジョンさんの部屋に通されると仕事の資料が所狭しと並ぶが、それに負けないぐらいの家族写真が飾られていた。
「まだまだ幼いと思っていた娘は13歳、息子は9歳になったよ。月日が経つのは早いよね」。一瞬にして父親の表情に戻ったジョンさんに自身のクリスマスの思い出を尋ねると、「僕はロサンゼルスの北側にあるウェストレイクビレッジで生まれ育ったんだけど、1970年代後半僕がまだ子どもだった頃、一度だけクリスマスに雪が降ったんだ。降り積もることはなかったけど、その時『これはクレイジーだ』と思ったね。そのときの光景はいまでも忘れないよ」。生粋のカリフォルニアボーイを驚かせたクリスマスの雪はその時以来降ってないそう。サーフィンをこよなく愛するジョンさんは波がよければクリスマスでもサーフィンに出掛けていく。「子どもたちが生まれてクリスマスの過ごし方はもちろん変わったよ。どんな子どもでもクリスマスの朝が大好きなことを知っているよね? それはうちでも同じで、ちょっとした特別なサプライズを用意するのが楽しみなんだ」。と子煩悩な父親としての表情を見せる。ラッピング用紙には雑誌のページなどを活用し、ユニークなギフトに仕上げるのもジョンさんならではのこだわり。またパートナーのハンナさんとは心のこもったギフトを贈りあうことにしている。本やレコード、そしてL.A.らしくサボテンをプレゼントする。「我が家では毎年クリスマスの朝はAXEというお店のマルチグレインパンケーキを焼くのがお決まりなんだ。冷凍庫にいつも常備しているぐらい家族 みんなのお気に入りでね」。
そして、その後は家族4人だけでのんびり過ごす。天気がよければみんなで海に出掛け早めの夕食を作って食べるそう。「家族の伝統というのはその家族で作っていくことができる。家族それぞれ心地よい過ごし方ができればしきたりに捉われることもないと思うよ」。
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。