世界のアートが集結! <br>「東京タワーアートフェア 2023」 #02

-TOKYO ART NIGHT-

世界のアートが集結!
「東京タワーアートフェア 2023」 #02

Tokyo Tower Art Fair 2023

Photo:Abiv Minoc
Interviews:Aco Hirai

Local / 2023.05.12

3/10~12、東京のランドマークとして知られる東京タワーで、グローバルに活躍するアーティストが一堂に会する「東京タワーアートフェア」が開催された。世界各国から集まった新進気鋭なアーティストのアートワークから、東京アートプライズの授賞式「東京アートナイト」の様子、気になるアーティストのインタビューをお届けします。


2日目の展示が終わり、PM7:30。
会場は、「東京アートナイト」のため、東京の街並みを一望できる東京タワーのメインデッキへと移った。

ここでは、7部門に分けて選出した素晴らしい才能を持つアーティストの発表が行われる。参加者は、アーティストと特別ゲストのみという完全プライベートなセレモニーだ。

美しい東京の夜景にうっとりしながらスタートした「東京アートナイト」では、グローバルに活躍するDJ、Katsuya Everywhere(@katsuyaeverywhere)の心地よい音楽が、東京タワーから見下ろす夜景とシンクロして、最高の夜を演出してくれた。

会場内では、日本が誇る日本酒メーカー、八海山の日本酒が振る舞われ、美味しいお酒を嗜みながら会話を楽しんだり、踊ったり、グッドバイブスな雰囲気の中アワードの発表を待った。


会場を盛り上げてくれた、DJ Katsuya Everywhere。



絶景を堪能できる東京屈指のロケーション。キラキラと輝く夜景を前にお酒も進みそう。



アーティストの作品が映し出されるスクリーン。



スペインから来日したアーティストとその友人たちをキャッチ。


盛り上がってきたところで、アワードの受賞者が発表されることに。
会場の視線が一気にステージに向けられた。
そして、ドキドキしながら発表を待つアーティストたちの表情からは少しだけ緊張感も伝わってきた。


いよいよアワード受賞者の発表。ステージに注目が集まる。


そして、部門ごとに受賞者の名前が呼ばれ、ステージへ上がるとディレクターのNatal Vallvéからアワードを受け取る。この瞬間、会場が一気に祝福ムードに包まれた。


写真を撮ったり拍手をして受賞者たちをお祝い。


会場には、「Congrats!」という言葉が飛び交い、グラスを合わせて乾杯し、受賞者全員を拍手でお祝いした。そして、みんなと握手やハグをして喜びを噛み締める姿を見ていると、なんだかこちらまで胸が熱くなった。


名誉ある賞を受賞したアーティストはこちら。
Best Artist Award (ベストアーティスト賞) ALBERT BONETさん
Best Gallery Award(ベストギャラリー賞) JAIME MONGEさん
Realism Award(リアリズム・アート賞) Karina D. SIMONさん
Abstract Award(アブストラクト・アート賞) 小林薫さん
Figurative Award(フィギュラティブ賞) 伊藤幸久さん
Photography Award(フォトグラファー賞) Marilyn Maxwellさん(ARTAVITA)
Sculpture Award(スカルプチャー賞) Pau Serramiaさん



発表が終わると、アーティストや関係者がステージに集まり記念撮影。



フィギュラティブ賞を受賞した伊藤幸久(@gallerykawafune)さん。おめでとうございます。



アブストラクト・アート賞を受賞した小林薫さん。おめでとうございます。



ベストギャラリー賞を受賞した(右)JAIME MONGE(@jaime_monge)さん。おめでとうございます。



そして、感動が冷めないうちに、アワード受賞者たちに少しだけ話を聞いてみることに。

リアリズム・アート賞を受賞したインドネシア出身のKarina D.SIMON(@karinadelicia)さん。


―リアリズム・アート賞受賞おめでとうございます。
「ありがとうございます。今回のアートフェアでは他にもたくさん素敵なリアリズム・アート作家がいたので、思いもしませんでした。なので、名前を呼ばれたときはとても興奮しました」

―作品について教えてください。
「今回展示したのは、「TREE」シリーズと言うものです。これは文字通り「木」なのですが、他の意味でも捉えることができます。例えば、「木」をボーイ&ガールのカップルに喩えているもの、他にもファミリーに喩えているものや、お母さんと子供に喩えているものがあります」



続いてスカルプチャー賞を受賞したスペインのPAU SERRAMIÀ(@pauserramia)さん。


―おめでとうございます。どんな気持ちですか?
「初めて東京に来たのに、東京で賞を受賞できるなんて。どんな賞をいただいても本当にうれしいです。今後もアートに専念し、最善を尽くしたいです」



そして、ベストアーティスト賞を受賞し大興奮だったスペインのALBERT BONET(@albertbonet1)さん。


―おめでとうございます!
「想像をしてもなかったので、びっくりしました。これまでにいくつかの賞を受賞したことはあるけど、その中でも今回の賞は特に嬉しいです!」

―今回展示した作品について教えてください。
「身近な環境で感じた現代の社会的批判を描いていて、そこにポップアートの要素が混じっています。インスピレーションは、友人や家族のライフスタイル、そしてよく訪れた場所です。僕は他にも技法を持っていて、一つはポップアートをミックスしたもの、もう一つは、神話を再解釈することで見えてくる光と闇に関するものです」



―日本は初めてですか?
「はい、拠点がバルセロナなので初めての日本です。スペインと日本は全く違ったカルチャーですが、すごく面白くて好きです」

―初めての日本なんですね、何を食べましたか?
「ラーメン、焼きそば、刺身、唐揚げ……色んな料理をたくさん食べました。今日は鉄板焼きのお店に行きたいと思います」

―ありがとうございました。

と、初めての日本を満喫中の様子。



そして、PM10:00。
東京の美しい夜景を見下ろしながら、エキサイティングな「東京アートナイト」が終わり、残すは最終日。

#03では、気になるアーティストのインタビューをお届け。


前回までの記事はこちらから
-EXHIBITION- #01
-TOKYO ART NIGHT- #02
-INTERVIEWS- #03

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