奥渋マップ Vol.12

Contributed by anna magazine

Local / 2018.02.24

こんにちは、「Container」編集部のスズキです。
僕たちの大切な地元、奥渋の魅力をどんどん紹介していきたいと思います。今週も張り切ってまいります‼

今回訪れたのは、「スタジオアンビシャス」
みなさんは、この名前を聞いてどんなお店を想像しますか?

ダンススタジオ? 撮影スタジオ? 音楽スタジオ?

残念ながらどれも不正解です‼
答えは、おいしいスパゲッティ?が食べられる「カラオケスナック」です。ランチ営業しているスナックというだけで興味津々なのに、スパゲッティに特化しているというのだから、ナポリタン好きの僕としては行かない理由がありません‼

お店は、東急本店通りのちょうど中間地点に位置する白洋舎ビルの真向かいに位置しています。



この白いビルの3階。
窓からは、ランチ営業中の文字が見えます。

一階入り口付近に設置されたランチメニューの看板が目印です。



カラフルなスパゲッティのイラストが目を引きますね。
テイクアウトもできるみたいです。

早速エレベーターに乗り、3階に向かいます。



エレベーターが開いて、まず目に飛び込んできたのは、入口に貼られた「シンデレラ・テクノロジー」というポスター。
よく見てみるとNHKで放送された特番のもの。
このポスターとお店にどんな関係が??
気になりつつも、いざ入店。



大きな窓が特徴的な明るい店内は、カウンターとソファー席が合わせて24席ほど用意されています。



僕は、窓際のソファー席に座りました。
ふかふかで座り心地が良く、落ち着きます。
真正面からテレビを独り占めできるので、
この席が特等席といっても過言ではないでしょう✌
ちらりと見える窓からの眺めも気持ちが良いです。

早速メニューを拝見。



スパゲッティのメニューは9種類。ミートソースにナポリタン、ペペロンチーノといった定番の他にイタリアンやインディアン、ジャパーンなど変わり種もあり、バラエティ豊かなラインナップです。
トッピングは、目玉焼き、チーズ、ベーコンに加え、ミートソースをトッピングとして追加することもできます。麺の量は、なんと100グラムから450グラムまで同料金で選ぶことができるんです‼
女性から大食い自慢の男性まで、自分に合った量を選択できるところにホスピタリティを感じますね⭐
ドリンク付きなのも嬉しいポイントです。

マスターの大山正寿さんにオススメを伺うと、お昼はミートソースとナポリタンにミートソースが乗ったナポミートが人気とのこと。
僕は、ナポミートの中盛り(300グラム)を頂く事にしました。





マスターの大山さん自ら腕を振るいます。

待つこと数分、銀のさらに盛り付けられたナポミートが
モクモクと白い湯気を立たせながら運ばれてきました‼



じゃん‼ 来ました来ました‼
おいしそうな匂いがたまりません。
早速いただきます。



まずはそのまま一口。
うーん おいしい。
スタジオアンビシャス is デリシャス‼
と叫んでしまいそう。

ナポリタンの具材は、玉ねぎ、ピーマン、人参、ウインナーといった定番のレギュラーメンバーで構成。味は、しっかりと乳化させているので、トマトの酸味がまろやかでコクがあります。見た目はオーソドックスでありながらも、いわゆる喫茶店のナポリタンとは一線を画すクオリティです◎
ミートソースはデミグラスソースをベースにした、濃厚でコクのある豊かなソースに仕上がっています。牛と豚の合挽きを使用しているので、肉肉しさを感じられるのもおいしさのポイントですね☝

僕は、ナポミートをひと口食べて確信しました。
タバスコと粉チーズをたっぷりとかけたら、もっとおいしいということを。
そうと決まれば遠慮なくたっぷりと振りかけます‼





粉チーズとタバスコを、ミートソースと共にナポリタンに絡ませ、無我夢中で頬張りました。

すると300グラムは思ったよりも早く、またたく間に胃袋に収まってしまいました。「あれ、もっと食べたいな?」というのが最初の感想です。ボリュームタップリなのにスルスルと食べられてしまうのは、本当に美味しい証拠ですね。
次に来た時は、絶対に450グラムをオーダーしようと思います‼



食後は、テレビを見ながらアイスコーヒーでホッと一息☕
まるで自宅にいるかのような安心感に包まれました◎

ここで、マスターの大山さんにあらためてお店についての話を伺いました。
-このお店はオープンして何年目なんですか?
「今月でちょうど17年目を迎えます」

-お店を開いたきっかけを教えてください。また、店名の由来はなんですか?
「新宿と渋谷あたりのスナックで長年働いていたので、その経験をもとに独立しました。スタジオはカラオケスタジオという意味、アンビシャスはハウンドドッグの曲名からとりました」

-奥渋エリアにお店を構えたのはどうしてですか?
「お店ができた頃は奥渋という名称はなかったので、この地域に限定して物件を探していたわけではないんです。新宿と渋谷あたりで駅から遠く、ちょっと辺鄙なエリアの物件を探していました。その時にちょうどこのビルを見つけ、家賃も安いし駅から遠いし、この物件がぴったりだと思い、店を構えました」

-なぜ辺鄙なところに?
「前に働いていた新宿のお店が駅から歩いて15分ほどかかるところにあったんです。少し離れたお店なのに、お客さんでいつも賑わっていました。その影響もあってか、駅から遠いけど足を伸ばしてお忍びで通ってもらえるようなお店にしたいと思うようになり、辺鄙なところを探していました」

-お店を始めた頃からスパゲッティをお店で出していたんですか?
「ランチ営業を始めたのは5年前からで、それまでは12年間夜のスナック営業のみでした。スパゲッティを出し始めたのは、単純に僕の得意料理だったから。もともと両親が参宮橋で洋食屋を営んでいたので、20代の頃はよくお店を手伝っていました。その頃に料理を覚えましたね」

-ナポリタンやミートソースを美味しく作るにはやはりコツがあるんですか?
「それは秘密です!笑」

-お客さんはどのような方が多いですか?
「NHKの職員の方が‘7〜8割ですね。NHKがすぐそこなので、ランチするには一番いい立地なのかなと思います」

-夜の営業は、どのようなシステムなんですか?
「飲み放題3時間3500円。4人以上でスパゲッティが付きます。夜はナポリタンが一番人気ですね」

-最後に奥渋の魅力はどんなところだと思いますか?
「魅力的なお店が多いところですかね。お気に入りは、蕎麦の増田屋さん、お寿司の一休さん、鰻の吉野さんです。あとオーノボーノという創作イタリアンのお店も行きつけです。それに、堀内ベーカリーさんのメンチカツパンが好きなのでたまに行きますね」

お店ができたきっかけから奥渋のお気に入りのお店まで
気さくに話してくださいました。
お客さんの大多数がNHKの職員の方とのお話を聞き、
入り口に貼ってあったポスターの秘密も理解できました。
夜もリーズナブルな金額でカラオケとお酒を楽しむことができます。
4人以上であればスパゲッティ付きというのも嬉しいですね。

美味しいスパゲッティと食後のコーヒーで
お腹も心も満たされてしまいました。
皆さんも是非足を運んでみてください✌

スタジオアンビシャス is デリシャス‼

11 スタジオアンビシャス
住所:東京都渋谷区神山町17-1 第二渡辺ビル3A
電話番号:03-3466-1463
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O 14:30)
ディナー21:00〜4:00(L.O 3:30)
※ランチ土日祝休み ディナー日月休み

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