What is falafel?
Text & Photo by Anna Koshizuka
Local / 2018.08.16
むむっ、 泥団子じゃないかって?
たった今揚げたての”ファラフェル”。ちょっと試してみて・・・
今日の内容は、タイトルそのまま。
日本の皆さん「ファラフェル(Falafel)」って知ってますか?
Containerの読者さんならば、もう「大好き!」と答えるかもしれませんが、
念のために解説。 Falafelは中東で生まれ、すりつぶして練ったひよこ豆を揚げた100%植物性のコロッケで、ベジタリアン に人気の料理。
筆者は初めてフランス・パリのマレ地区で、このコロッケが白いマヨネーズソース、野菜と 一緒にピタパンに挟まれたボリューム満点のFalafelサンドイッチの美味しさに目覚めました。
今回はニューヨーク・ワシントンパークのローカルで賑わう「Mamouns’」に潜入。 ファストフードとしてすっかり愛されているFalafelを、旅先で再確認しました。
おじさんの似顔絵マークがシンボリックな店の前、時刻は午後1時を過ぎる頃。
おなかが空いたワシントンパーク周辺のGuysが徐々に集結。
店に入ってまず目に入るのは、この光景。
オーダーに並ぶ人、受け取りを待つ人、その脇でムシャムシャ食べる人。
ようやくメニューの看板が近づいて来て、どれどれ、何にしようか・・・と考える。
上ばかり見ていると、あっという間に先頭に来て、店員さんに答えを急かされるのでご注意を。
目当てのFalafelをオーダーしてひと安心。次々注文をさばくスタッフさん、長蛇の列に隠れていたけれど 厨房の店員さん達、熱気の中、大変そうだ・・・と、調味料の陰からこっそり眺める。
さて今回は「Falafelってどれのこと?」を皆さんにお伝えするため、あえてFalafel単品(冒頭の写真)をオーダー。そこでFalafelサンドイッチを食べていたGuys数人にプチ・インタビューしてみました。
こいつがどうかって? もちろん旨いよ、こっちは。俺の方は取材に来なくてもいいけれどね。
また、この日は久しぶりの晴天に恵まれ、お店のすぐ向かいの階段でサンドにかぶりつくGuysも。
日本から初めて来たのかい?僕らここの常連だよ。
当たり前のように食べに通ってるね。
今揚がったばかりで、表面の油がピチピチした、ちょっと無骨なコロッケ・ボールを齧ってみれば・・・ 外はザクッ、中はほっくり。ここ「Mamouns’」のコロッケの中は、緑の豆色がユニーク。豆の甘みと、 スパイスの辛みが相まって、ベジタリアンってこんなに美味しいものだったの? とびっくりするでしょう。
1971年創業の老舗「Mamouns’」は、アメリカ国内9店に広がり、ニューヨークでも各エリアで、 イーストビレッジ店ではUBER Eatsでもこの味に出会えるそうなので、 あなたに会ったロケーション&オケージョンで、是非試してみて下さい。
http://mamouns.com/
Mamoun's, 119 Macdougal St, New York, NY 10012
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Anna Koshizuka
横浜育ち。 異国情緒あふれる日本の街で過ごし、海外はあこがれの世界だった幼少期、青年期を経て、大学生まで渡航経験はわずかだったが、名前のせいで勘違いをされることがある。 今では各国の市場巡り、料理・食文化体験を中心に、いつも新鮮な気持ちで旅を楽しむ。 慶応大学在学中に「オーガニック」をテーマにしたブログや、モード誌でのリポーター、海外ファッション誌のJapan PRインターンを経験し、オーガニックライフスタイリストの肩書で取材、執筆、リポート業などを継続中。 自称メディアジャンキー(食わず嫌いせず、なんでも試す)だが、ラジオを偏愛。